ゴールデンウィークが始まり、大阪・夢洲の万博会場には、4月26日は約10万人、27日は約8万人が訪れ、多くの家族連れらで賑わっていました。

 (埼玉からの来場者)「すごく見ごたえがあって、きのうも夜9時くらいまでいたんですけど、(時間が)足りないからまた来ようねと言っています」

 人気のパビリオンの前には長い列ができていますが、実は、いまだ開館していないパビリオンが4つあります(28日時点)。

 その1つが、インド。国の花『ハス』をイメージした外観のパビリオンは完成しているように見えますが、入口には緑のロードコーンが並んでいて、中には入れません。しかし、建物の前でポーズをとったり、写真を撮ったりと訪れる人が絶えない様子。27日、そのワケを聞くと…

 「先週末に開くといううわさでしたよね。だからきょうこそ(開館)と思ったんですけど」
 「気になります。お国柄とかあるんじゃないんかなと思うんですけど、のんびりした国なんだと思います。『がんばれ』って思います」

 なかにはわざわざ“開いていないことを確認しにきた”という人もいました。

 「まだ完成してないからどんな感じなんかなと思って見に来ました」

 4月15日、開幕3日目のインドパビリオンでは、工事関係者が出入りし、電気の配線がむき出しに。工事用の資材も多く置かれていました。

 記者が中の様子をみせてほしいと取材交渉したところ、なぜか突然、インドのことを少しでも知ってほしかったのか、衣装もバッチリで巧みな皿回しなどのパフォーマンスを見せてくれました。

 オープンに向けて夜間も工事が続くインドパビリオン。建物がライトアップされるなど、少しずつ工事は進んでいるようです。

 ある意味“人気”のスポットとなっていることに、日本に住むインド人は…

 「ちょっと悲しいです、できていないので。もっと早めに準備してできてほしかったなという気持ち。(万博は)6か月間くらいあるので、みんなほかの国を見て、疲れた人がこっちに来るかもしれない。ポジティブですから。インド人はポジティブですから。ノープロブレムです」
 「インド人もびっくり!」