博覧会協会は、28日の会見で、開幕後に万博の職員や携わる関係者らが『社会通念上不相応の言動を受けた』との報告から「カスタマーハラスメント」の基本方針を定めたと明らかにしました。
28日の会見で博覧会協会は、「万博運営に携わる方々にはご意見、真摯に向き合う人は向き合っている2週間程度の中で慣れていないことからご不快の思いをさせてしまっている部分がある。こうしたことは日々改善に努めることでサービス向上に努めたい」と述べたうえで、関係者が社会通念上、不相応の言動などを受けたとの報告があったということです。
具体的には協会の職員やスタッフに対して「SNSで写真を載せるぞ」と言われるような事例があったということです。こうした状況から、協会として「カスタマーハラスメント」の基本方針を策定するに至ったとしています。
協会は会見の中で、「策定した基本方針に基づいて毅然とした態度で対応していく。安全な就業環境を整えることで安心して楽しんでもらえるようにしたい」としました。
基本方針の中では、来場者の言動や行動がカスタマーハラスメントに該当すると判断した場合は、会場への入場を許可せず、退場してもらう場合があるとしています。また、必要に応じて、警察や弁護士等の外部の専門家と連携し、刑事・民事上の法的措置を含めた適切な措置を講じますとしています。