兵庫県香美町では、サンショウの若葉の収穫が最盛期を迎えています。
日本海からの風に乗ってさわやかな香りが漂います。兵庫県香美町のサンショウ畑では、暖かくなるこの季節、「木の芽」とよばれる若葉の収穫が行われます。
芽吹いたばかりの柔らかい木の芽をひとつひとつ丁寧につみ取っていきます。今年は3月に寒い日が続き例年より約1週間収穫が遅れたものの、出来は上々だといいます。
「木の芽」というと料理のあしらえのイメージが強いですが、こんな食べ方も。
(農家 岡田和さん)「佃煮にしたりとか、最近ではサンショウの花、関東や関西でもブームになっていて、しゃぶしゃぶで食べるらしい」
収穫された木の芽は乾燥を防ぐため木箱に入れて水に浸して出荷されます。木の芽の収穫は5月上旬ごろまで行われ、おもに京都の市場へ出荷されます。