JR福知山線脱線事故から25日で20年。兵庫県尼崎市の事故現場で毎年行われている追悼行事は、遺族の高齢化などにより今年が最後となりました。

 ろうそくでかたどった「わすれない」の文字。乗客など107人が死亡し562人が負傷したJR福知山線脱線事故から、25日で20年を迎えます。

 遺族などがろうそくに思いをつづり祈りをささげる「追悼のあかり」は、事故から10年経った2015年から始められましたが、遺族の高齢化などから開催を続けられなくなり、今年で最後となりました。

 (義弟を亡くした上田誠さん)「追悼のあかりは今年で終わりだけど、JR西日本の社員の皆さん、それから、社会の全体で僕たち遺族の思いを繋いでいってほしい」

 25日は追悼式典が開かれ、事故が起きた午前9時18分に黙とうが捧げられます。