4月23日に関係者を含めた来場者数が100万人を突破した大阪・関西万博。24日も朝から多くの人でにぎわっています。

 そんな万博会場のとなりで行われたのが、日本初のIR=カジノを含む統合型リゾートの起工式です。

 式典には大阪府知事・市長のほか運営を担う大阪IRなど関係者約150人が参加しました。

 万博会場の北側に隣接する約49haの敷地にカジノのほか国際会議場やホテル、ショッピングモールなどがつくられます。

 (大阪府 吉村洋文知事)「きょうは起工式。いよいよここまできたなという思いです。国内外世界からいろんな人が圧倒的な非日常空間のIRを訪れる。これを契機に大阪の経済がさらに成長する起爆剤になると確信しています」

 IRをめぐっては当初、大阪府と大阪市は万博との相乗効果を狙い万博前の開業を目指していました。

 しかし新型コロナの影響などでずれ込み2030年秋ごろの開業を目指すことに。

 (MGMリゾーツ・インターナショナル ビル・ホーンバックルCEO)「大阪の人々が誇りに思えるようなワールドクラスのIRをつくることに尽力します」

 2023年、IR事業者との間で着工時期や施設の設備内容などを盛り込んだ実施協定書などを正式に調印。

 いよいよ24日の起工式を経て施設本体の建設工事が始まります。

 初期投資額1兆円超えの大規模事業。夢洲はこれからどんな姿になっていくのでしょうか。