パリオリンピックに出場する男女セブンズ日本代表が、新しいユニフォームを披露し、パリでの抱負を熱く語ったこの日、JRFU(日本ラグビーフットボール協会)は、高校ラグビー3大タイトルの一つ、全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会に出場する48チームを発表しました。
◆大阪桐蔭は激戦区大阪で初出場
オリンピックの正式種目であるセブンズラグビーの強化、普及、選手の発掘を目的に創設された大会も、今年が11回目となります(2020年の第7回大会は、コロナのため中止)。
長野県上田市の菅平高原サニアパークで、今月21日から開催される大会には、各都道府県の予選を勝ち抜いた47校と、昨年度優勝した佐賀工(佐賀)が出場します。
注目校は、春の選抜大会、ゴールデンウイークのサニックスワールドユース大会に続く3つ目のタイトルを狙う大阪桐蔭。激戦となった大阪予選では、この大会で2度全国制覇を果たしている東海大大阪仰星や、昨年度の代表、常翔学園を見事に打ち破って初出場を果たしました。
◆聖光学院 山梨学院 早稲田佐賀も初出場
初出場は、大阪桐蔭のほか、福島の聖光学院、山梨の山梨学院、さらに佐賀工の昨年度優勝をうけて2校が出場できる佐賀から、早稲田佐賀が初めて全国大会の切符を手にしました。
大会は、3チームずつ16のプールに分かれ、総当たりでの予選リーグを戦った後、各プールの順位に従って、7月23日から、各プール1位同士による『カップ』、2位同士による『プレート』、3位による『ボウル』の決勝トーナメントを実施。24日に今年度の王者が決定します。
果たして大阪桐蔭が今季3つ目の大きなタイトルを手にするのか、それとも佐賀工の連覇か。予選を勝ち抜いた全チームが虎視眈々とトップを狙う、15人制とは違った魅力が満載、高校ラグビーの夏の風物詩に注目です。
【出場チーム(出場回数)】
北海道・東北
北海道 札幌山の手 5大会連続9回目
青森 青森山田 5大会連続5回目
岩手 黒沢尻工 3大会連続6回目
宮城 仙台育英 10大会連続10回目
秋田 秋田工 4大会連続5回目
山形 山形中央 9大会連続9回目
福島 聖光学院 初出場
関東・北信越
茨城 茗渓学園 10大会連続10回目
栃木 国学院栃木 8大会連続9回目
群馬 明和県央 3大会連続6回目
埼玉 昌平 2大会ぶり3回目
千葉 流経大柏 10大会連続10回目
東京 早稲田実業 4大会連続4回目
神奈川 桐蔭学園 10大会連続10回目
山梨 山梨学院 初出場
新潟 開志国際 4大会連続4回目
富山 富山第一 5大会連続5回目
石川 日本航空石川 10大会連続10回目
福井 若狭東 5大会連続7回目
長野 飯田OIDE長姫 2大会連続2回目
東海・近畿
岐阜 関商工 3大会ぶり6回目
静岡 静岡聖光学院 2大会連続5回目
愛知 中部大春日丘 3大会連続5回目
三重 四日市工 2大会連続2回目
滋賀 光泉カトリック 3大会連続7回目
京都 京都工学院 3大会連続5回目
大阪 大阪桐蔭 初出場
兵庫 報徳学園 10大会連続10回目
奈良 御所実 3大会ぶり7回目
和歌山 近大和歌山 2大会ぶり7回目
中国・四国
鳥取 倉吉東 2大会連続3回目
島根 石見智翠館 10大会連続10回目
岡山 倉敷 4大会連続4回目
広島 尾道 10大会連続10回目
山口 高川学園 2大会連続2回目
徳島 城東 7大会連続7回目
香川 高松北 2大会連続6回目
愛媛 松山聖陵 4大会連続7回目
高知 高知中央 2大会連続4回目
九州・沖縄
福岡 東福岡 10大会連続10回目
佐賀 佐賀工 10大会連続10回目 早稲田佐賀 初出場
長崎 長崎北陽台 2大会ぶり9回目
熊本 熊本工 4大会ぶり2回目
大分 大分東明 3大会連続7回目
宮崎 高鍋 10大会連続10回目
鹿児島 鹿児島実 4大会連続8回目
沖縄 コザ 2大会ぶり3回目
【予選プール組み合わせ(16プール)】
Aプール 国学院栃木 関商工 鹿児島実業
Bプール 昌平 倉吉東 コザ
Cプール 尾道 富山第一 山梨学院
Dプール 流経大柏 御所実 早稲田佐賀
Eプール 秋田工 佐賀工 光泉カトリック
Fプール 仙台育英 日本航空石川 高知中央
Gプール 明和県央 倉敷 若狭東
Hプール 桐蔭学園 東福岡 京都工学院
Iプール 高鍋 石見智翠館 青森山田
Jプール 黒沢尻工 四日市工 松山聖陵
Kプール 静岡聖光学院 開志国際 高松北
Lプール 高川学園 近大和歌山 早稲田実業
Mプール 長崎北陽台 山形中央 中部大春日丘
Nプール 報徳学園 熊本工 聖光学院
Oプール 飯田OIDE長姫 茗渓学園 城東
Pプール 大阪桐蔭 札幌山の手 大分東明