ラグビー日本代表が、２大会連続の決勝トーナメント進出に向けて、頼りになるベテランを呼び寄せた。

イングランド戦で、開始早々に足を痛めて負傷交代したセミシ・マシレワ選手（花園近鉄ライナーズ）が戦線を離脱。代わりに２０１９年の日本大会でベスト８進出に貢献した山中亮平選手（コベルコ神戸スティーラーズ）を追加召集した。

山中選手は、３５歳で最後と決めたワールドカップへ挑戦し、フランス大会３３人の代表メンバーからのまさかの落選となった。

選外となった後、ＭＢＳ「情熱大陸」の取材に対して、「自分たちを信じて周りのことを気にせずに、思い切ってやってきてほしい」と話し、選ばれた代表メンバーへのエールを送った後で「まだまだ頑張ります」と再び日本代表を目指す決意を語った。

自身のＳＮＳでも「２０２７年のワールドカップを目指します」「ラグビー人生、第３章のスタートです」と悔しさを押し殺し、前を向くことを宣言。

そんな山中選手に予想もしなかった知らせが、２戦目の直後、日本代表から声がかかったのだ。

山中選手は一度、メンバー漏れを報告した自身のＳＮＳにも「第２章がまだ終わっていなかったな」と力強い一言を残した。

１８日の合流の際は「イングランド（バーバリアンズの試合）でやってきて、コンディションはめちゃくちゃいい」と話した山中選手。自らのチカラで、日本代表を輝かせるチャンスが巡ってきたベテランＦＢが、次のサモア戦で躍動する姿を期待したい。


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