琉球ゴールデンキングスの悲願の初優勝で幕を閉じた2022-23シーズンのBリーグ。そのBリーグの年間を通じての表彰式「B.LEAGUE AWARD SHOW 2022-23」が6月2日に開催され、年間優勝チームである琉球ゴールデンキングスのクラブ表彰や、得点王、アシスト王といったデータに基づくリーダーズ表彰が行われた後、選手・ヘッドコーチ・メディアによる投票で選ばれたベスト5とMVPが発表されました。

 ベスト5には、シーズン最高勝率を記録した千葉ジェッツから、富樫勇樹選手、原修太選手、クリストファー・スミス選手、そして、西地区で最後まで琉球と優勝を争った島根スサノオマジックのペリン・ビュフォード選手、横浜ビー・コルセアーズの河村勇輝選手が選ばれました。

 そして注目の最高殊勲選手(MVP)には、横浜ビー・コルセアーズに劇的な変化をもたらすとともに、初のチャンピオンシップに導いた河村勇輝選手が選ばれました。河村選手は、1試合平均6.5アシスト、19.5点を記録。MVPに加えて、アシスト王、新人賞、MIP(最も印象を与えた選手)など6つの賞に輝きました。

 MVP受賞の際、子どものころからの様子と祖母からの激励の手紙が映像を通して流れると涙も見せた河村選手。「たくさんの方の支えがあって今の自分がいると改めて感じる。バスケットが心置きなくできたのも祖母がいたから。この賞は、これからの日本のバスケットボール界を盛り上があげていってほしいというメッセージ、使命だと思っている」と語りました。

 関西からは、大阪エヴェッサがシーズン中のファウルや規定違反の回数が少ない模範的なチームに贈られるフェアープレー賞を、B2で西宮ストークスのトレイ・ポーター選手がブロック王に選出されました。

個人表彰選手

【MVP】
 河村 勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)

【ベスト5】
 富樫 勇樹(千葉ジェッツ)
 原  修太(千葉ジェッツ)
 クリストファー・スミス(千葉ジェッツ)
 河村 勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)
 ペリン・ビュフォード(島根スサノオマジック)

【ベスト6thマン】
 クリストファー・スミス(千葉ジェッツ)

【新人賞】
 河村 勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)

【ベストディフェンダー賞】
 原 修太(千葉ジェッツ)

【ベストタフショット賞】
 西田 優大(シーホーク三河)

【B2 MVP】
 マット・ボンズ(長崎ヴェルカ)