5月6日GW最終日。あいにくの雨の中、大阪・関西万博の会場は開門前から大勢の人でにぎわっていました。傘を持った人やカッパを着た人の姿が目立ち、地図をケースに入れて濡れないようにするなど、雨ならではの工夫をする来場者も。
どうすれば、雨の日の万博を快適に楽しめるのか…。傘やカッパは必要?雨風はしのげる場所は?山中真アナウンサーが万博会場で取材しました。
敷き物・羽織るもの・温かい飲み物が役立つ
万博に来る人の多くは事前予約をしているため、雨予報だから来場日を変更…というわけにいかない人が多いのではないでしょうか。
雨の日に必須なもの、まずは「敷き物」です。例えば、大屋根リングの下には休憩できるベンチがありますが、雨風にさらされ濡れていることも。そんな時に敷き物が活躍します。また、今の時期は雨が降ると急激に寒くなるため、羽織るものを持ってくるほうが良いでしょう。
そして会場内には自販機も多くありますが、冷たいものしか販売されていないため、水筒に温かい飲み物を入れてくるのもいいかもしれません。
大屋根リングの5か所の給水スポットではお湯が出るため、お湯が必要な時はリングに上ることもオススメします。※会場内のコンビニでは温かい飲み物も販売
一方で、雨の日の会場のメリットとして挙げられるのが「空いている」こと。平日でも混雑している大屋根リングは、雨が降っていた5月6日午前中、GW最終日もかかわらず人がまばらでした。
会場内を歩くなら傘よりもレインポンチョ!?
傘を持って万博会場内を歩く場合、パビリオンによっては傘を持ち込めず、外の傘立てに置いておかないといけないため、名前などを付けておいたほうが良さそうです。会場は海辺にあり風が強いため、歩き回るならポンチョなどの方がいいかもしれません。
ちなみに、急に雨が降った場合には、会場内のオフィシャルストアで万博仕様のポンチョ・傘などを購入することができます。
■「オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU」で販売
レインポンチョキリエプリント:5280円(税込み)
ミャクミャク ビニール傘(赤/青):1045円(税込み)
雨だからこそ見たい最先端技術も
雨の日にこそ紹介したいのが、竹中工務店の企業展示『森になる建築』です。玉ねぎのような形をしたドームは3Dプリンターで造られていてギネス世界記録にも認定。植物由来の樹脂で造られていて土に還る素材です。天井が開いているため、雨の日には建物内の植物に水が与えられるほか、建物の表面で植物も育てることができます。
天候に左右されない施設も狙い目
雨の日などに休める場所について、大屋根リング以外にも2つ山中アナが発見。展示会などが行われるEXPOメッセ「WASSE」は、雨だった6日に訪れると休憩場として開放されていました。椅子などはないため、敷き物などがあれば休むのにうってつけかもしれません。
暑い・寒い日には複数の国が共同展示している「コモンズ館」もオススメです。コモンズーCには11か国が出展していて、反戦のメッセージを掲げるウクライナや、戦火の最中にあるイスラエルなどのブースがあります。
また、大阪・関西万博の公式スタンプパスポート(税込み1100円)を購入して、各国のパビリオンでスタンプラリーをするのも雨の日の楽しみ方の1つかもしれません。