大阪府議会・大阪市議会ともに維新が過半数を獲得したことについて、吉村洋文代表は「身の引き締まる思い」と述べました。

 大阪維新の会は今回、大阪市議選で50人を擁立し46人が当選。初めて単独過半数となりました。吉村代表は「身の引き締まる思い。責任をもって進めていく」と抱負を述べました。


 激戦となった北区選挙区。定数4に対し7人が立候補。維新は3人を擁立しました。維新・新人の近藤大氏(32)は次のように話していました。

 (維新・新 近藤大氏)
 「党から公認をいただいたときからずっと厳しいと言われ続けてきましたので」

 選挙期間中、党幹部が連日応援に入ります。

 維新を警戒するのが公明と自民の現職です。公明党候補のもとには山口那津男代表が4度も応援に入りました。

 (公明・現 山本智子氏)
 「何としてもこの北区は絶対3人(当選)を許すわけにはいかない」

 そして、維新は3人のうち新人の近藤さんら2人が当選。公明と自民の現職2人も議席を死守しましたが、過半数は阻止できませんでした。

 (自民・現 前田和彦氏)
 「ほんとに何とか乗り越えることができた。今回の選挙は今までになく、やっぱり厳しい選挙だったなと」

 維新は府議会でも過半数を維持したほか、奈良や兵庫の県議会などでも議席を伸ばしました。