大阪ダブル選から一夜明けた4月10日、吉村洋文知事と横山英幸新市長がさっそく初登庁しました。

 4月9日の大阪府知事選挙で2度目の当選を果たした吉村洋文知事。4月10日の就任会見で公約として掲げていた「高校の授業料無償化の所得制限撤廃」について、次の大阪府議会に方向性を示す考えを明らかにしました。

 (大阪府 吉村洋文知事)
 「まず制度設計して、そして私学との調整というのもあります。具体的な制度設計案はできる限り早い段階で作るということになると思います。大枠については5月議会くらいには一定の案が示せればなと。スピード感を持って進めていきたい」

 また、2度否決されている「都構想」については、3度目に含みを持たせました。

 (大阪府 吉村洋文知事)
 「そういう(やるべきという)声が非常に多かったので、この4年間一切そこについては見向きもしませんということでは僕はないだろうと思っています」

 約200人の職員らに迎えられて大阪市役所に初登庁したのは横山英幸新市長。松井一郎前市長との事務の引き継ぎなどを終えて会見に臨みました。大阪市議会でも維新が過半数を達成したことを受けて、議会の定数削減に質問が及ぶと…。

 (大阪市 横山英幸新市長)
 「これまで大阪府議会は定数過半数をとった場合、削減や身を切る改革をやってきましたので。大阪維新の会の一つの公約の柱ですし、今後市議会のメンバーと相談しながら考えていきたいと思います」

 一方、保守分裂となった徳島県知事選挙で初当選した元衆院議員の後藤田正純さんも、4月10日に改めて意気込みを語りました。

 (無所属・新人 後藤田正純さん)
 「現場、そして徳島県民目線を貫き通す。事件は現場で起きている、現場に課題がある」