４月９日に投開票が行われた統一地方選・前半戦。目立ったのは維新の会の勢いで、大阪では知事と大阪市長のダブル選で維新が勝利。さらに奈良県知事選挙では大阪以外で初めて維新公認の知事が誕生しました。

　大阪府知事選挙で当選したのは大阪維新の会の現職・吉村洋文さん。大阪市長選挙では大阪維新の会の新人で元大阪府議会議員の横山英幸さんが当選しました。横山さんは１０日午前に大阪市役所に初登庁し、松井一郎前市長から引き継ぎなどを受けました。

　（吉村洋文さん）
　「大阪府・大阪市一体で成長戦略を実行する。そして府民のみなさんと約束したこと、これは必ず実行する。大阪維新の会として都構想の看板を下げているわけではありません」

　また、大阪維新の会は大阪府議会と大阪市議会の両方で単独過半数となる議席を獲得。大阪市議会での過半数は初めてです。

　そして、奈良県知事選挙でも日本維新の会の新人で元生駒市長の山下真さんが初当選です。大阪府以外で維新公認の知事が誕生するのは初めてです。

　（山下真さん）
　「県政に新しい風を吹かせてほしい、そういった期待の声だと思いますので、その期待に応えられるように頑張りたいと思います」

　一方、保守分裂となった徳島県知事選挙。元衆院議員の後藤田正純さんが初当選し、一夜あけた１０日、改めて意気込みを語りました。

　（後藤田正純さん）
　「現場、そして徳島県民目線、これを貫き通す。事件は現場で起きている。現場に課題がある」