世の中のありとあらゆるものを忖度なしに検証し、独自ランキングを紹介するMBS「サタデープラス」の『ひたすら試してランキング』。MBS清水麻椰アナウンサーが「カップそば」を徹底調査。ひたすら試してわかった、“サタプラ的おすすめベスト5”を発表した。

“和食のレジェンド”と“そばの匠”が参戦! ポイントは「もちもち感」「麺とだしとの絡み」

 今回は、人気の「カップそば」13種類を比較。チェックポイントは、1.コストパフォーマンス 2.麺の味 3.つゆの味 4.具の満足度 5.全体の味 の5項目で、各項目10点満点の合計点で総合ランキングを決定した。

 味に関する審査に加わったプロは、“和食のレジェンド”と“そばの匠”。6年連続でミシュランガイド三つ星を獲得する和の名店「衹園さゝ木」の佐々木浩さんと、6年連続でミシュランガイドのビブグルマンに選ばれる東京・目黒「紫仙庵」の宮下和夫さんが協力した。「そばはもちもち感。口の中に入れた時に食感、香り、味を感じられるか」と宮下さん。佐々木さんも「それと、麺とだしとの絡み。スッと入ってくれると、いいカップ麺だなと思います」と評価ポイントを挙げ、各項目を厳しくチェックした。

 忖度なしにひたすら「カップそば」を徹底調査。買って失敗しない、おすすめベスト5とは!?

【5位】「コスパ」ダントツのトップ 味もプロが認めるクオリティ

 第5位は、イオントップバリュの『トップバリュベストプライス 香ばしい天ぷらの旨つゆ天そば』(税込116円 ※番組調べ)。

 10gあたりの値段を算出した「コストパフォーマンス」は、13種類の平均が24円のところ11.4円を記録。ダントツのトップとなった。具材の天ぷらには香ばしい甘みが特徴のローストオニオンを使用。さらに中に卵白を加えることで、つゆが染みた状態でもサクサク感をキープする工夫が施されている。麺も、乾麺や冷蔵、冷凍などさまざまなそばを手掛けるイオントップバリュだからこそのクオリティ。「全体の味」に関しても、佐々木さんは「うまいよこれ」とにっこり。宮下さんも「カップそばを食べた時の基準になるそばだと思う」と、その味を認めた。

【4位】シャキシャキのわかめとクリアなスープ…ほっこりした味わい

 第4位は、日清食品の『日清デカうま わかめそば』(税込174円 ※番組調べ)。

 「デカくてうまい」をコンセプトに作られた「デカうまシリーズ」の中でも人気の『わかめそば』。かつおだしを効かせた関東風のつゆに、シャキシャキのわかめからにじみ出るエキスが溶け込んだクリアなスープをプロの2人も絶賛した。わかめと麺の相性も良く、「わかめの味もしっかりしていておいしい。食感もちゃんとあります」と佐々木さん。麺をすするたびに香りが鼻腔をくすぐる、ほっこりした味わいに仕上がっている。

【3位】サクサクの天ぷらとだしが効いたつゆを「ぴんそば」がすくい取る王道の一品

 第3位は、日清食品の『日清のどん兵衛 天ぷらそば』(税込254円 ※番組調べ)。

 和風カップ麺の売り上げNo.1を誇る『どん兵衛』。麺は、縮れを最大限に抑えた独自製法のストレート麺「ぴんそば」によって、抜群のすすり心地と喉越しを実現している。あとのせサクサクの天ぷら、コクとうま味を兼ね備えるだしが効いたつゆ、それらをすくい上げるぴんそば。佐々木さんは「トータルバランスがすごく取れている」、宮下さんも「つゆのエッジが喉越しを醸し出している」と評価した、王道で飽きがこない逸品。

【2位】分厚いかき揚げ・麺・だしが三位一体となったアッパレな味

 第2位は、日清食品の『日清の最強どん兵衛 かき揚げそば』(税込302円 ※番組調べ)。

 「うまさ別格」がコンセプトの『最強どん兵衛』。麺は弾力と喉越しを追究した太そばを使用し、ベースとなる濃厚なだしは6種類で構成している。 さらに、通常タイプのどん兵衛のかき揚げよりも分厚い「極厚鬼かき揚げ」は迫力満点。見た目のインパクトだけでなく、玉ねぎの甘みが効いた絶妙な味付けで、「具の満足度」では1位を獲得した。麺・だし・具材が三位一体となった最強のどん兵衛に、宮下さんは、「バランスがいいと思います」、佐々木さんも「アッパレ!」と舌を巻いた。

 そんな『最強どん兵衛』をよりパワーアップさせるアイテムをプロが伝授。宮下さんは「大根おろし」でさっぱり感を加えるアレンジを紹介した。一方、佐々木さんがオススメするのは「ごまだれ」。そばの匠も「初めて食べる味!」、清水アナも「これが合うんだ! びっくりです」と驚いた意外な味変もぜひお試しを。

【1位】プロも驚愕!カップ麺とは思えない、お店さながらの臨場感あふれる風味

 そして第1位は、ヤマダイの『ニュータッチ凄麺 そばの逸品 鴨だしそば』(税込275円 ※番組調べ)。

 ご当地麺シリーズで知られるヤマダイの「逸品シリーズ」は「麺・スープ・具、すべてを極める」がコンセプト。その『鴨だしそば』が、「麺の味」と「つゆの味」で2冠、「全体の味」でも10点満点を獲得し、総合1位に輝いた。つゆは鴨のほか、かつおと昆布から丁寧に抽出しただし、炭火焼風のチキンの味を閉じ込めた調理油、香りの強い本醸造濃口醤油を合わせて、お店さながらの臨場感あふれる風味に。油っぽさを感じない麺は、13種類で唯一のノンフライ麺。麺を油で揚げず、熱風で乾燥させることによって本格的なそばの食感・風味に仕上げている。そこへジューシーな鶏肉団子と、分厚くカットしたネギ、かまぼこをトッピング。そんな本格的な味わいに、清水アナは「おいしい!!」と絶叫! 宮下さんは「すごく上品」、佐々木さんも「カップ麺とは思えへんわ」と驚愕した。

 つゆと麺、さらに具材の掛け合わせでおいしさが広がる「カップそば」。ランキングを参考に、いつもと違う一杯も試してみてほしい。

(MBS/TBS系「サタデープラス」2025年5月3日(土)あさ7時59分~放送より ※掲載した価格は取材時点のものです)