世の中のありとあらゆるものを忖度なしに検証し、独自ランキングを紹介するMBS「サタデープラス」の『ひたすら試してランキング』。MBS清水麻椰アナウンサーが「昆布おにぎり」を徹底調査。ひたすら試してわかった、“サタプラ的おすすめベスト5”を発表した。
“昆布を愛し、昆布に愛された男”アンタッチャブル・柴田も参戦!
今回は、コンビニやスーパー、弁当店、おにぎり専門店などで買える定番具材「昆布おにぎり」10種類を比較。チェックポイントは、1.具のボリューム 2.コストパフォーマンス 3.昆布の味 4.ごはんの味 5.全体の味 の5項目で、各項目10点満点の合計点で総合ランキングを決定した。
味に関する審査には、12年連続でミシュランガイド一つ星を獲得する大阪の名店「老松 喜多川」の喜多川達さんが協力した。佃煮にしていることも多い昆布のポイントとなるのは、「風味と味付け」と喜多川さん。個性豊かな昆布おにぎりを、その確かな舌で食べ比べた。
さらに今回は、サタプラMCのアンタッチャブル・柴田英嗣も参戦! 自称“昆布を愛し、昆布に愛された男”は、「昆布とごはんの相性って抜群にいいじゃない!だからこの調査は非常にうれしいです」と意気込んだ。
忖度なしにひたすら「昆布おにぎり」を徹底調査。買って失敗しない、おすすめベスト5とは!?
【5位】ごはんに合うようあえて濃いめの味付けに 和食のプロ「すごくまとまっている」
第5位は、デイリーヤマザキの『ヤマザキベストセレクション 手巻おにぎり 北海道産真昆布』(税込165円 ※番組調べ)。
うま味が強い北海道産真昆布を使用。ごはんに合うよう、あえて濃いめの味付けで、深煎りのごまの香りを効かせている。
ごはんは、12段階もの微妙な火力コントロールで約1時間炊き上げたもの。 炊き上がりすぐに余分な水分を飛ばして冷却することで、冷めても粒立ちの残る仕上がりに。喜多川さんも「昆布自体が分厚くて、食感がすごくありますね。 おにぎりとしてはすごくまとまってていいんじゃないかなと思います」と高く評価した。
【4位】佃煮・海苔・ごはんにこだわり 清水アナ「口の中で融合する瞬間が最高」
第4位はローソンの『手巻おにぎり 北海道産日高昆布』(税込167円 ※番組調べ ※一部店舗での取り扱い無し)。
北海道産日高昆布を使用した佃煮は、昆布のうま味がしっかりと感じられて、ごまの風味も好相性。醤油麹を加えることでまろやかさがアップしている。
海苔は、販売するエリア別に産地を変更。東北では宮城県産、近畿・中四国は兵庫県産、そのほかは有明産を使用するというこだわりぶりだ。
そして「塩水炊き」で炊いたごはんは、甘みが引き立ち、粒立ちのいい食感に。清水アナは、「口の中で昆布とごはんが融合する瞬間が最高です」と称賛した。
【3位】「コスパ」1位 「具のボリューム」2位 満足感いっぱいの手作りおにぎり
第3位は、キッチンオリジンの『おにぎり 北海道産昆布』(税込160円 ※番組調べ)。
昆布はふんわりとやわらかく炊き上げる独自の「浮かし炊き製法」。水あめを使用することで照りやツヤを演出している。そんな昆布が11.5gも入っていて、「具のボリューム」は全体の2位。しかも、「コストパフォーマンス」は10g当たりの平均が16円のところ、9.8円で堂々のトップだった。
味にもこだわりがあり、ごはんを握る際には、海藻のうま味が凝縮した花藻塩を全体に振っている。この塩により米の甘さが引き立ち、満足感がよりアップ。どこか懐かしさも感じる手作りのおにぎりに、3人も大満足だった。
【2位】あえて薄味に仕上げた専門店のこだわりに和食のプロが太鼓判!
第2位は、ほんのり屋の『北海道日高昆布の佃煮』(税込260円 ※番組調べ ※東京本店・グランスタ東京店・エキュート品川店・エキュート秋葉原店で購入可能 ※日高昆布の生産量が限られており4店舗のみの取り扱いとなります)。
ほんのり屋はおむすび専門店。「具のボリューム」1位となったたっぷりの日高昆布の佃煮は、昆布本来のうま味を引き立たせるため、あえて薄味に仕上げたという上品な味わいが特徴。
ごはんは冷めても甘みと粘りのある会津産コシヒカリを使用し、ふんわり握ることで口に入れた瞬間、米がほぐれる抜群の食べ心地に仕上がっている。和食のプロ・喜多川さんも、「あれだけ淡い味付けの昆布なのに、香りもちゃんとしていて、おにぎりとしてすごくおいしい。僕はすごく好きです」と太鼓判を押した。
【1位】プロも「パーフェクト」と大絶賛!しその風味がたまらない三位一体のおいしさ
そして第1位は、ミニストップの『手づくりおにぎり 日高昆布(しそ風味)』(税込237円 ※番組調べ)。
部門1位となった「昆布」はしその風味が最大の特徴で、醤油や砂糖で味付けした日高昆布の佃煮を、爽やかなしそ精油で風味付け。甘さ控えめの上品な味に仕上げている。
さらに食感にもこだわった昆布とごはん、海苔が織り成す三位一体のおいしさに、清水アナは「幸せ!なんかリッチですね」、柴田も「香りが抜群!」、そして喜多川さんは「おにぎりとしての完成度としてはパーフェクトじゃないですか」と大絶賛。そんな極上の昆布おにぎりが総合1位に輝いた。
今回、和食の星付きシェフ・喜多川さんが教えてくれた昆布おにぎりのワンポイントアレンジが、山椒を振るというテクニック。プロも実践する組み合わせだそうで、特にあっさりした味の昆布と相性抜群。試食した柴田も「昆布とよく合う!」、清水アナも「一気に日本料理っぽくなった」と驚いた味、ぜひお試しを。
食材の産地はもちろん、味付けや調理法でさまざまな個性が出た「昆布おにぎり」。行楽シーズンのお供に、一品加えてみてほしい。
(MBS/TBS系「サタデープラス」2025年4月26日(土)あさ7時59分~放送より ※掲載した価格は取材時点のものです)