世の中のありとあらゆるものを忖度なしに検証し、独自ランキングを紹介するMBS「サタデープラス」の『ひたすら試してランキング』。MBS清水麻椰アナウンサーが「カツサンド」を徹底調査。ひたすら試してわかった、“サタプラ的おすすめベスト5”を発表した。
アンタッチャブル・山崎弘也も参戦!「カツの存在感に着目」
今回は、スーパーやコンビニ、パン専門店などで買える人気の「カツサンド」13種類を比較。チェックポイントは、1.コストパフォーマンス 2.カツの割合 3.カツの味 4.パンの味 5.全体の味 の5項目で、各項目10点満点の合計点で総合ランキングを決定した。
審査には、東京・浅草エリアに店を構え、ミシュランガイド東京・ビブグルマンに11年連続で掲載される名店「とんかつ すぎ田」の店主・佐藤光朗さんが協力。カツサンドの評価について、佐藤さんは「肉のうまみと揚げ方。時間が経ってもカツがおいしいか」がポイントになると語る。
さらに今回は、サタプラMCのアンタッチャブル・山崎弘也が調査に参戦!カツサンドが大好きで「カツサンドなら俺に任せろ!」という山崎は、「やっぱりカツの存在感に着目してます」と意気込んだ。
忖度なしにひたすら「カツサンド」を徹底調査。買って失敗しない、おすすめベスト5とは!?
【5位】サクサク衣のビッグなカツが存在感抜群 パンとキャベツとの相性も◎
第5位は、ライフの『小麦の郷 こだわりソースのかつサンド』(税込537円 ※番組調べ※首都圏のみで販売)。
佐藤さんも「衣にザクっと感がある」と評価した、サクサク衣のビッグなカツが存在感を発揮。三元豚のロースカツは店内で毎日揚げているもので、衣にはパンの耳の一緒に粉砕した粗めのパン粉を使用。サクサク感が長続きするよう計算されている。
さらに、佐藤さんも驚いたほどパンとキャベツがカツの脂分とベストマッチ。その味わいはビールにぴったりで、花見のお供にもおすすめだ。
なお、近畿地方で販売されている三元豚のロースかつサンドはソースに違いがあり、桃とデーツを配合したフルーティーなソースを使用している。
【4位】コンビニ商品とは思えない!?「とんかつ まい泉」監修のソースが味の決め手に
第4位はローソンの『三元豚の厚切りロースカツサンド(とんかつ まい泉監修ソース使用)』(税込495円 ※番組調べ ※まちかど厨房を導入しているローソン約9,400店舗での取り扱い/一部店舗を除く)。
ローソンの店内調理サービス「まちかど厨房」で販売中の商品。佐藤さんは「お肉の感じもしっかり残ってますね。キャベツがいい食感のアクセントになってます」と称賛し、清水アナも「キャベツのシャキシャキの感じ方が他と全然違いますね」と同意。コンビニ商品とは思えないレベルの高さで見事ランクインした。
脂身の少ない三元豚の厚切りロースカツは、店内でじっくり時間をかけて揚げたもの。キャベツは熱でシナシナにならないよう、カツの粗熱をとってからサンドするというこだわりぶりだ。そして味の決め手になっているのが、「とんかつ まい泉」が監修した甘めのすっきりソース。山崎も「人気の理由がわかる。くどくないから、またすぐリピートしたくなる」と感心した。
【3位】シンプルな組み合わせながら「全体の味」1位 プロも「さすが老舗」とうなる味
第3位は、三代目たいめいけんの『たいめいけん特製ヒレかつサンド ハーフ』(税込500円 ※番組調べ)。
カツとパンだけのシンプルな組み合わせながら、「全体の味」では1位を獲得。佐藤さんも「さすが老舗」とうなったその味は、冷めても柔らかくジューシーなヒレ肉とふわふわのやわらかいパンという組み合わせ。そこに、グレイビーソースとトマトソースを隠し味に入れた洋食店らしい酸味の効いたソースが華を添える。「ソースが独特で、それが結構さっぱりさせる」と山崎。佐藤さんも「酸味が効いてるところもあって、食べ疲れない。これが洋食屋さんの矜持(きょうじ)かと思いました」と脱帽した。
【2位】「カツの味」1位 パンとの相性も絶妙な「キング・オブ・カツサンド」
第2位は、紀ノ国屋の『かつサンド』(税込486円 ※番組調べ)。
今回の調査では唯一、ロースでもヒレでもなく豚もも肉を使用。手作業で丁寧に筋を取り除いた脂身が少ない赤身肉はしっかりと噛みごたえがあり、噛むほどにうまみが広がる。清水アナは「本当にとんかつ屋さんで食べている気分」と感激し、「カツの味」では1位となった。
パンは牛乳と乳製品のみで仕込んだ自家製のオリジナルで、野菜とフルーツのうまみを凝縮した特製ソースを使用。山崎は「パンのかたさとカツのかたさが絶妙!キング・オブ・カツサンドと言っても過言ではない」と絶賛した。
【1位】これぞ令和のカツサンド! パン・カツ・ソースがベストマッチした感動の味
そして第1位は、アンデルセンの『三元豚のカツサンド』(税込605円 ※番組調べ ※一部店舗で取り扱いが無い場合があります)。
部門1位の「パンの味」だけでなく、味の3項目で全て10点満点を獲得。高評価だった全粒粉入りのパンはもちろん、豚肉本来のうまみを最大限引き出したという三元豚のカツ、さらに、はちみつと粒マスタードを加えたカツソースがベストマッチで、佐藤さんは「肉もしっかりしてますし、酸味のあるマスタードもおいしい。全体のバランスとしてもすごくおいしいんじゃないですか」と大絶賛。清水アナも「感動しました」、山崎も「令和のカツサンドだね」と称賛したアンデルセンのカツサンドが、圧倒的な完成度で総合1位に輝いた。
そんなカツサンドのちょい足しアレンジを、とんかつのプロ・佐藤さんが伝授。それが、パンを開いて、白菜の浅漬けをたっぷりと挟むだけで完成する「漬物カツサンド」。これだけで脂っこいイメージのあるカツサンドがあっさりとした味わいに変身する。試食した山崎も「合う!合う!でもなんで?」と驚いた漬物カツサンド、ぜひお試しを。
肉はもちろん、ソースやパンの種類、作り方など、実は各メーカーのこだわりにより味わいも様々だった「カツサンド」。ランキングを参考に、ランチや春の行楽にあるとうれしい一品を選んでみてほしい。
(MBS/TBS系「サタデープラス」2025年3月22日(土)あさ7時59分~放送より ※掲載した価格は取材時点のものです)