台風第7号は、9日午前6時時点で、小笠原近海の北緯24度20分、東経148度20分にあって、15キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、中心の東側390キロ以内と西側280キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。9日午後6時には小笠原近海の北緯24度35分、東経145度50分を中心とする半径65キロの円内に達する見込みです。
その後の進路予想です。台風は発達しながら北西に進み、10日午前6時には、中心の気圧は985ヘクトパスカル、父島の南東約310キロの北緯25度05分、東経144度25分を中心とする半径95キロの円内に達する見込みです。
11日午前3時には父島の南東約140キロの北緯26度55分、東経143度05分を中心とする半径155キロの円内に達し、中心の気圧は970ヘクトパスカルになる見込みです。12日午前3時ごろには小笠原近海の北緯28度35分、東経142度55分を中心とする半径220キロの円内に達し、強い台風になる見込みです。
中心気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルが予想されます。
13日ごろには伊豆諸島へ接近するおそれがあるとしています。まだ予報円は広いものの、お盆休みの時期に入った日本列島に向かって直線的に進んでいく予想となっています。
8月9日水曜日 九州最接近か 雨と風の予想(3時間おき)
気象庁によりますと、9日午前6時~10日午前6時までに予想される24時間雨量は多い所で、九州南部地方、九州北部地方、四国地方で300ミリ、東海地方で250ミリ、奄美地方で200ミリ、近畿地方で180ミリ、中国で120ミリと予想されています。また、西日本が台風の東側に入っているため、風も非常に強く、猛烈な風が吹く所もありそうです。大雨による土砂災害や河川の増水、氾濫、低地の浸水、また、暴風や高波にも厳重な警戒が必要です。
8月10日木曜日 雨と風の予想(3時間おき)
気象庁によりますと、10日午前6時~11日午前6時までに予想される24時間雨量は多い所で、四国地方で100~200ミリ、九州北部、中国、近畿、東海地方で100~150ミリ、九州南部で50~100ミリと予想されています。西日本から東日本の太平洋側では、台風周辺の湿った空気が流れ込むため、台風から離れた地域でも断続的に非常に激しい雨が降るおそれがあるということです。
8月11日金曜日 雨と風の予想(3時間おき)
11日からの3連休については、台風6号が日本から遠ざかるものの、台風7号の接近に伴い小笠原諸島では11日午前6時~12日午前6時までの24時間雨量は、多い所で、100~200ミリと予想されています。