大阪・関西万博の開催まで2年となった4月13日、大阪府の吉村洋文知事がMBSの番組「よんチャンTV」に生出演。万博への熱い思いや、4月14日にも政府が認定する方針のIR(カジノを含む統合型リゾート)への考えを語りました。
大阪・関西万博の会場となる夢洲では4月13日、岸田文雄総理も出席して、これからの工事の安全と成功を祈る起工式が行われました。
(岸田文雄総理大臣)
「地政学的な変動や、世界エネルギー危機。まさに時代を画するような出来事が続く中、命について向き合う万博に大きな期待が寄せられています。1970年の万博を超える新世紀の万博にしていきたい」
この起工式を終えた大阪府の吉村洋文知事が「よんチャンTV」に生出演しました。いよいよ開幕まで2年となった万博について吉村知事は次のように話しました。
(大阪府 吉村洋文知事)
「ちょうど2年後の今日が開幕日です。国威を発揚するというよりは、この未来社会、いろんな課題を解決する社会を、こっち目指そうよっていう羅針盤みたいな万博ができればいいかなと思います。めちゃくちゃ楽しみですね。僕は誘致のときから携わってきていましたので、ちょうど大阪市長のときでしたから。なのでそういった意味では最後まで責任を持ってこのすばらしい万博をやりたいなと思って」
知事自ら、現時点で決まっているパビリオン「PASONA Natureverse」などをフリップで紹介。
(大阪府 吉村洋文知事)
「このパビリオンつくれるのかなと僕も思っているんですけど、この貝の形をしたパビリオンをパソナがつくる」
万博への熱い思いを語った一方で、若い世代に認知度が低く、また「万博に行きたい」と答えた人が減っていることについては。
(大阪府 吉村洋文知事)
「まだまだどうしても具体像が見えてこないところもあると思いますので、これからの2年がすごく大切で、いろんなパビリオンとか中身が決まってきたらどんどん発信していって、できるだけ若い世代にも知っていただけるようにしたいと思います」
大阪府と市のパビリオン『大阪パビリオン』については今年5月の着工を明らかにしました。
(大阪府 吉村洋文知事)
「きょう鍬を岸田総理と一緒に僕も入れましたから。大阪パビリオンの工事もゴールデンウィーク明けから始まります」
そして、同じ夢洲にできるはずのIR(カジノを含む統合型リゾート)の開業が、当初予定より大幅に遅れていることについては、次のように話しました。
(大阪府 吉村洋文知事)
「時間かかりましたけれども、14日にIRが認定されると思いますので、世界最高水準のIRをこのベイエリアに誘致したいなと思います。国際観光拠点にもなりますし、ビジネスの発信拠点にもなりますし、新たな経済も生まれますし。(Qカジノに対する根強い反対意見もありましたが現時点の考えは?)カジノについては課題があることを認識していますし、選挙がありましたけれど、反対派の方の意見というのは僕らしっかり受け止めなければいけないと思っています。課題を解決しながらカジノについてのルールを本当に厳格にしながらプラスの面をどんどん伸ばしていきたいと思います」