阪神・西勇輝投手(32)と西純矢投手(21)が16日、沖縄県宜野湾村で合同自主トレを公開した。

今年でプロ15目のシーズンを迎える西勇輝投手は今の状態について聞かれると、「シーズンオフからトレーニングの量を落とさなかったので、この時期にかなり動けているなと思っている。痛いところもなく順調にやれている。」と変わらぬ様子を語った。

球界屈指の「イニングイーター」と呼ばれ、昨季は5年連続となる規定投球回を達成した熟練の右腕が、今オフ重点的に取り組んでいると話すのが「最高出力を上げること」。

例年よりもウェイトトレーニングに重点的に取り組み、パワーの向上を図っている。そんな西勇輝投手がパワーの面で舌を巻くのが自主トレを共にしている西純矢投手だ。

一緒にトレーニングする中で「(純矢は)ウェイトに関してパワーがすごいので、どういう身体の使い方をしているかなど見ながら学ばせてもらっている」と語るほどの力の持ち主。

いっぽうの西純矢投手も「キャッチボールからバランスの部分で一定に投げることを(勇輝投手から)アドバイスもらっていて、コントロールが良くなることに繋がるかなと思っています。」と、有意義な自主トレ期間を過ごしていることが伺える様子だった。

今年の目標について西勇輝投手は「1年間ケガをせず最後まで仕事をし続けること」、西純矢投手は「二桁勝利と規定投球回達成」をあげた。

チーム18年ぶりの“ARE”にむけ、“ダブル西投手”の規定投球回達成に期待だ。

MBS制作スポーツ局:林新太郎