156人もの死者を出した韓国・ソウル梨泰院の転倒事故を受けて思い出されるのが兵庫県明石市の歩道橋で起きた圧死事故。この2つの事故で「左右に壁があって密閉状態になった」「対面通行になっていた」「超過密状態を把握できずに流入が起きた」などの共通点を挙げるのが関西大学の川口寿裕教授。群集事故のメカニズムを解析して歩行者の安全を研究している川口教授は、とりわけ超過密空間のメカニズムについて「人は危険と気付かずに次々に雑踏に入ってしまう」とする群集心理を紹介したうえで、注意する方法は「歩きにくそうだと思った時点で雑踏に入るのを諦めること」と言います。(2022年11月1日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)