10月10日にウクライナの首都キーウで複数の爆発がありました。死傷者が出ているとの情報もあります。ウクライナをめぐっては、10月8日にロシアが一方的に併合した南部のクリミアとロシア本土を結ぶ橋で爆発が起き橋の一部が崩落しました。プーチン大統領は「ウクライナの情報機関によるテロ攻撃だ」と主張していました。

 産経新聞の元モスクワ支局長で大和大学の佐々木正明教授は「クリミア橋への報復による攻撃の可能性がある。大きな局面に差し掛かっている」と話しています。また、クリミア橋の爆発について、佐々木教授は「越えてはいけない一線を越えてきた。劣勢が続く戦況の中で、ロシアのプーチン大統領は核の脅しを出してくる可能性がある」と指摘します。