ウクライナの南部4州を強引に併合しようとしてロシアのプーチン大統領は9月30日午後9時、調印式で演説します。なぜこんなに性急で強引な併合を進めようとしているのでしょうか。ロシア専門家の大和大学の佐々木正明教授は、ウクライナ侵攻の予備役招集で支持率が低下したことから「強引な併合でいっきに支持率回復を狙ったのでは」と読み解きます。かつてクリミア侵攻でプーチン人気が急上昇した成功体験が背景にあると分析します。また今回のウクライナ侵攻における「戦争広告代理店」の存在を指摘。「Zマーク」や「イベントの演出」などで愛国心を煽っているといいます。さらに佐々木教授は、動員への反発や抗議デモばかりを報じる西側メディアについて「ロシア軍を過小評価することになる。まだ愛国心や報酬を求めてる志願兵は多い」と指摘します。(2022年9月30日MBSテレビ「よんチャンTV」より)