大阪府堺市で母親と3歳の娘が何者かに殺害された事件で、遺体の近くから凶器とみられる血のついた包丁が見つかっていたことが分かりました。
8月24日、堺市東区の集合住宅の一室で荒牧リリィちゃん(3)と母親の愛美さん(29)が死亡しているのが見つかりました。
警察の司法解剖の結果、2人の首や胸などには複数の刺し傷があり、心臓を刺されたことなどが死因だったということです。2人とも即死とみられています。
また、捜査関係者によりますと、遺体の近くから凶器とみられる血の付いた包丁が見つかったということで、警察が押収し鑑定を進めています。
愛美さんとリリィちゃんと一緒に3人で暮らしていたブラジル国籍の夫(33)とは現在も連絡が取れておらず、警察は夫が何らかの事情を知っているとみて行方を捜しています。
母親を知る友人「子どもの将来のために貯金も頑張っていた」
8月25日に愛美さんをよく知る友人はMBSの取材に対して次のように話しました。
(愛美さんの友人)
「(愛美さんから)連絡ないからどうしたんやろってずっと心配していたんです。本当にすごく優しくて子どもの将来のためにって貯金も頑張ってしていたので。(Qリリィちゃんはどんなお子さんでしたか?)お母さんがすごく大好きで、幼稚園も『ママー』って泣いて行きたがらない」