新型コロナウイルスの感染者数が“世界最多”という不名誉な状態にある日本ですが、新規感染者数の全数把握を見直す動きが出ています。感染者データの入力に追われる医療機関の負担を減らすことで、医療ひっ迫状態を緩和させるという狙いです。大阪公立大学大学院・城戸康年教授は「新規感染者の全数把握に固執するメリットはもはやない」ときっぱり。代わって注目されているのが下水を調査すれば感染傾向を把握できるという研究です。宮城・仙台市の東北大学の調査の結果、下水調査による予測が実際の感染者数とほぼ一致するという驚きのデータも。今後は「下水×AI」を使った新たな感染予測と感染把握が期待されます。(2022年8月18日MBSテレビ「よんチャンTV」より)