日本維新の会の松井一郎代表の辞任が承認されて、この夏に党として初めての代表選挙が行われます。維新の新たな顔は一体だれになるのでしょうか。

 7月30日に行われた臨時党大会で辞任が承認された日本維新の会の松井一郎代表。

 (日本維新の会 松井一郎代表)
 「引退することが決まっている人間がですね、組織のトップとしておさまるということでは弊害になるのではないかなと」

 来年春に政界引退が迫る中でのトップ交代で、8月27日の代表選挙で松井氏に代わる新代表が選出されます。
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 10年前の結党以来、維新の顔として存在してきた松井氏。一度目の住民投票で「大阪都構想」が否決され、橋下徹氏の政界引退で行われた代表選挙では松井氏は無投票で代表に選ばれていました。

 つまり、複数の候補により代表選挙は結党以来、実質初めてとなります。

 (日本維新の会 松井一郎代表)
 「仲間内で戦うということですけれども、自分たちの一人ひとりの政治家としても基礎体力アップにつながっていくわけですから、代表選挙規定に則って正々堂々と戦っていただきたい」

 党員約2万人がそれぞれ1票を投じることができる代表選挙では、どのような顔ぶれが並ぶのでしょうか。
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 (日本維新の会 吉村洋文副代表 7月10日)
 「僕自身は大阪府知事の仕事、そして大阪維新の会の代表をしていますので、そちらに集中をしたい」

 期待を背負う吉村洋文副代表は早々に立候補しない考えを示し、「新代表を支える立場で執行部に入りたい」と話しています。
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 そんな中、いち早く手を上げたのが大阪選出の梅村みずほ参議院議員です。7月30日、自身のTwitterで立候補を表明しました。

 【梅村みずほ参議院議員のTwitterへの投稿】
 「推薦人の確保ができました。日本維新の会代表選に出馬致します。全力で戦います」
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 さらに8月1日に立候補を表明したのが「国会の爆弾男」の異名もある足立康史衆議院議員です。

 (日本維新の会 足立康史衆議院議員)
 「私が代表になるべきであると思って立候補する」
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 一方、これまで党の幹事長など要職を務めてきた馬場伸幸共同代表も8月2日にも立候補を正式表明する予定です。

 (日本維新の会 馬場伸幸共同代表)
 「重大な決意を述べさせていただこうと。今、ホップ・ステップ・ジャンプのホップが終わったところですので、これまでの経験を生かしてステップ・ジャンプということに挑戦していきたい」
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 このほか元大阪府議の東徹参議院議員も「大阪維新の改革マインドを伝えたい」と立候補を検討しているということです。