安倍晋三元総理が銃撃され死亡した事件で、逮捕された山上徹也容疑者(41)がSNS上に宗教団体への恨みなどを繰り返し投稿していたとみられることがわかりました。

 安倍晋三元総理が奈良市で遊説中に銃撃され死亡し、山上徹也容疑者が逮捕された事件は、母親が多額の献金をしていた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への恨みを募らせた末の犯行だとみられています。

 捜査関係者などによりますと、山上容疑者がツイッターに旧統一教会への恨みなどを繰り返し投稿していたとみられることがわかりました。アカウントは匿名で2019年10月から利用されていて、「オレが14歳の時、家族は破綻を迎えた。統一教会の本分は家族からアガリを全て上納させることだ」「オレが憎むのは統一教会だけだ。結果として安倍政権に何があってもオレの知った事ではない」などと投稿がありました。

 山上容疑者は事件前日、島根県のフリージャーナリストの男性に安倍元総理殺害をほのめかす手紙も送っていて、警察が動機の解明を進めています。