安倍晋三元総理が殺害された事件で、警察は逮捕された男の自宅をあらためて家宅捜索し、手製の銃を作る際に使用したとみられる工具などを押収しました。

 奈良市の無職・山上徹也容疑者(41)は、7月8日に安倍元総理を手製の銃で銃撃し殺害した疑いが持たれています。事件当日に警察は山上容疑者の自宅を家宅捜索し、手製の拳銃のようなもの数丁と筒数点、パソコンなどを押収していますが、16日午前に2度目の家宅捜索を行いました。

 山上容疑者は拳銃や銃弾の製造方法について「はかりや工具などを使った」などと供述。今回の捜索で電子ばかり・ミキサー・ペンチといった工具を自宅から押収したということです。警察は銃の製造方法の裏付け捜査を進めています。