安倍晋三元総理(67)が殺害された事件で、逮捕された山上徹也容疑者(41)の母親について、伯父が旧統一教会の説明とは異なる“1991年に入信していた”ことを明らかにしました。

 奈良市の無職・山上徹也容疑者は、7月8日に安倍晋三元総理を銃撃し殺害した疑いが持たれています。調べに対して山上容疑者は「母親が旧統一教会にはまり、多額の献金をして破産した」「団体とつながりがある安倍元総理を狙った」と供述しているということです。母親について、山上容疑者の伯父は次のように述べています。

 (山上容疑者の伯父)
 「(母親が旧統一教会に入会したのは)平成3年(1991年)です。入会とほぼ同時に2000万円を献金」

 一方、旧統一教会側は「母親が1998年に入信した」としていて、両者の説明には齟齬があり、献金額に違いがでてくることになります。

 また、警察は山上容疑者の「拳銃や実包を作るのに測りや工具類を使った」との供述に基づき、16日午前、容疑者の自宅へ2度目の家宅捜索を行いました。