安倍元総理が銃撃され死亡した事件で逮捕された山上徹也容疑者の親族関係者が7月12日の夜に取材に応じました。

 殺人の疑いで送検された山上徹也容疑者(41)は、「母親が入信する宗教団体への恨みを募らせて犯行に及んだ」と供述しています。

 7月12日の夜に取材に応じた親族関係者は、時期は分からないとしつつも、「山上容疑者の父親の死が母親の入信のきっかけではないか」と明かしました。親族関係者にも宗教の教えについて話すことがあり距離ができたということですが、母親の入信後も「きょうだいが支え合っていると感じていた」ということです。

 親族関係者は約20年前に「山上容疑者が悩みを抱えている」と聞いたことがあり、「推測だが宗教のことがひとつの原因ということは間違いないと思う」と話しました。

 最後に山上容疑者と会ったのは8年ほど前で、「派遣会社で働いている」と話していましたが、それ以降会うことはなかったということです。