7月8日、午前11時半ごろ奈良県にある近鉄「大和西大寺駅」駅付近で、演説中の安倍晋三元総理が銃で撃たれ死亡した事件で、警察は司法解剖の結果、安倍元総理の死因は左上腕部を撃たれ動脈を損傷したことによる失血死だったと明らかにしました。

 7月8日午前11時半ごろ、奈良市の近鉄「大和西大寺駅」の前で演説中に銃撃され心肺停止の状態で病院へ搬送されましたが、死亡が確認されました。

 警察によりますと、殺人未遂容疑で逮捕されたのは、奈良市の山上徹也容疑者(41)で安倍総理を「特定の団体に恨みがあり、つながりがあると思い込んで犯行に及んだ」などと供述しているということで、警察は動機など詳しい状況を調べています。

 7月8日には搬送先の病院が会見を行い、安倍元総理は「午後5時3分」に死亡が確認され、搬送された際には、首に2か所の銃で撃たれたことによる傷があったということです。病院によりますと、搬送後は止血と輸血による治療が行われていたということです。