ロシア軍の黒海封鎖で小麦が出荷できない世界食糧危機の懸念が高まっていますが、ここにきて再びトルコのエルドアン大統領がロシアとウクライナの仲介役を果たそうとしています。ロシアのウクライナ軍事侵攻は一進一退で、プーチン大統領の苦戦が伝えられる中、トルコの仲介会合によりプーチン大統領は小麦輸出について柔軟な姿勢を見せています。またロシア国内では、軍の施設が放火されたり徴兵を拒否したりといった厭戦・反戦ムードが広がりつつあります。元産経新聞モスクワ支局長で大和大学の佐々木正明教授は「6月中旬に発表されるロシアの世論調査が注目。侵攻後半年となる8月下旬ごろに大きな動き(通貨下落や物価変動)があるだろう」と話します。(2022年5月31日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)