3年ぶりにゴールデンウィークに開園した神戸どうぶつ王国。「今だけ」「ここだけ」の動物たちに会いにお客さんが戻ってきていました。その様子を、MBSの大吉洋平アナウンサーが取材しました。

開園時間を1時間前倒しでオープン!

 (大吉洋平アナウンサー)
 「午前9時です。神戸どうぶつ王国が今オープンしました。オープン前からできていた大行列が動きだしました」
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 ゴールデンウィーク。祝日の5月5日は、開園時間を1時間前倒しして午前9時にオープン。こどもの日ということもあってオープン直後から多くの家族連れが詰めかけました。
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 150種・約800頭羽の生き物を間近で見ることができる神戸どうぶつ王国。えさやり体験など多くの動物たちと触れ合うことができるのも人気の理由です。

『西日本ではここだけのヒナ』『4つ子スナネコ』今しか見られない動物たち

 さらに今しか見られないのが今年4月に誕生した『オーストラリアガマグチヨタカ』のヒナ。モフモフの羽毛にまん丸の大きな目。西日本では神戸どうぶつ王国でしか見ることができません。
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 (大吉アナウンサー)
 「こちら多くの人が集まっているのは神戸どうぶつ王国のスター『スナネコ』の親子の展示です。砂漠の天使、見たいんだけど人気がありすぎてなかなか見られない…ちょっと見えた。大人気ですね」
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 今年2月に生まれた4つ子のスナネコ。まさに今、やんちゃ盛り。兄弟でじゃれ合う姿を写真におさめようとみなさん必死にカメラを構えます。

 来園した人に話を聞きました。

 (来園者)
 「(Qきょうはどちらから?)宝塚です。動物が好きで」
 「(動物との)距離がすごく近いので、かわいさとかも倍増している感じがしてとっても楽しいです」

 (来園者)
 「(Qきょうはどちらから?)岡山です」
 「気をつけながら、ちょっと楽しめたらいいかなという感じで今回、遠出してきたんですけど」
 「(Qお子さんたちの様子は?)すごく久々に楽しんではしゃいでいます」

1年前は“お客さんがいない園内”でライブ配信

 しかし1年前のゴールデンウィークは緊急事態宣言が出されていたため臨時休園になっていました。
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 お客さんが1人もいない園内で行われていたのは飼育員によるライブ配信でした。鳥が飛ぶ人気のショーもお客さんはスマホの向こう側に。園に来てもらえない中、なんとか“動物たちの姿を届けたい”と工夫を凝らしていました。

バードショーに1000人超のお客さんが集まる

 そして、今年5月5日。

 (大吉アナウンサー)
 「去年のゴールデンウィークは配信でバードショーを行っていましたが、きょうは1000人を超えるお客さんが会場に集まっています」
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 目の前で繰り広げられる鳥たちのパフォーマンスに観客は釘付け。配信とは違う生の迫力に歓声があがります。

園長「お客さんの歓声が起こるのを見ると涙が出そうに」

 3年ぶりとなるゴールデンウィークの営業。神戸どうぶつ王国にとっても念願のにぎわいです。

 (神戸どうぶつ王国 佐藤哲也園長)
 「過去2年間 閑散としていましたので、ゴールデンウィークに営業ができるという喜びの方が強いですね。『やれる』ということがうれしいです。(Qバードショーなども開催されていましたが?)労力をかけて訓練してきて、その成果を去年もおととしも見ていただくことができなかったというのがちょっと辛いですね。鳥が大空を舞ってお客さんの歓声が起こる、それを見ると 涙が出そうになりましたね。(Q今後に対して思っている不安や望むことは?)withコロナなのかどうなのかというのはまだわかりませんけれど、少なくとも安全安心を確保した上で営業していきたいというのが本音ですね」