「何必館(かひつかん)・京都現代美術館」キュレーター・梶川由紀 #385 2024年01月02日(火)放送

 今回ご紹介するのは「何必館(かひつかん)・京都現代美術館」のキュレーター・梶川由紀さん。

 「何必館(かひつかん)」は、定説を「何ぞ、必ずしも」と疑う自由の精神を持ち続けたいという願いから命名され、1981年に開館した、京都・東山にある個人美術館。村上華岳、山口薫、北大路魯山人の作品を中心に、日本画や洋画、工芸、書、写真など幅広いジャンルの作品を収蔵、展示している。5階には、自然光が差し込む「光庭」と茶室があり、にぎやかな祇園にありながら、館内には静謐な空気が漂い、鑑賞空間の美しさにもこだわった美術館です。

 梶川さんはおもに、この美術館で写真展のプロデュ―スをしており、今まで様々な写真芸術を紹介しています。

 そんな梶川さんが近い将来、ぜひプロデュースしたいと考えている「写真家 マイケル・ケンナ展」。風景写真で世界的に名を馳せている写真家マイケル・ケンナ氏は、京都の風景に魅せられ、京都での撮影を重ねるうちに由紀さんと出会い、「北大路魯山人」と出会いました。

 番組ではマイケル・ケンナ氏が何必館で「魯山人」と向き合う撮影風景や、その作品、梶川さんが次に考えている「マイケル・ケンナ×魯山人」を主題にした展覧会への想いを紹介します。



【INFORMATION】

●「何必館(かひつかん)・京都現代美術館」
http://www.kahitsukan.or.jp/frame.html

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