表具師・井上雅博 #260 2021年07月25日(日)放送

書や絵画をあずかり掛軸や屏風、襖などに仕立てる表具。日本の伝統表現を裏から支える仕事です。表具師の井上雅博さんは、伝統的な書画だけではなく現代アートの作品も積極的に手掛けています。

2021年夏、表具をテーマにした井上さんの個展が、みやこめっせ内の京都伝統産業ミュージアムで始まりました。
「空間表装」をキーワードに、様々なアーティストとコラボした作品の展示表現までにもこだわりました。ストリートアーティストが描いた巨大なキャンバスの周りに鉄枠を配し、キャンバスと鉄枠の隙間から背後の景色も見えるようにした作品。世界的アーティスト、加藤泉の人物画を、外国の更紗と西陣織の生地で仕立てた作品。旧公家に伝わる神事装束の絵図を修復し、装束の一部を切り取って掛軸にした「青摺袍舞人図(あおずりほうまいびとず)」など。 仏教伝来とともに中国から伝わり、千数百年を経て今なお進化し続ける表具の世界。その先頭を走る井上さんの仕事と思いとは?


【INFORMATION】
●京表具 井上光雅堂
〒612-0873京都府京都市伏見区深草瓦町79-2
TEL 075-641-3865 FAX 075-641-3869
ホームぺージ:http://www.kogado.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/kogado/

●特別企画展「スペース・マウンティング」
場所:京都伝統産業ミュージアム(みやこめっせ地下1階)
会期:2021年8月29日(日)まで
特別企画展「Space Mounting |スペース・マウンティング」
京都伝統産業ミュージアム みやこめっせ地下1階 Kyoto Museum of Crafts and Design
ホームページ:https://kmtc.jp/special/2021/04/14/4658/

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