『京都丹後鉄道(宮津市)』編

#5 2022年10月30日(日)放送

列車に乗って「海の京都」を旅してみてはいかがでしょうか。車や徒歩では観ることのできない、特別な風景に出会えることも列車旅の魅力のひとつです。

今回紹介する「京都丹後鉄道」は、京都府北部の丹波、丹後地域と兵庫県北東部の但馬地域を走っていて、天橋立や伊根をはじめ、さまざまな観光スポットがあります。

路線は舞鶴市と宮津市を結ぶ「宮前線」、宮津市から与謝野町、京丹後市を経て兵庫県の豊岡市を結ぶ「宮豊線」、福知山と宮津市を結ぶ「宮福線」からなり、京都丹後鉄道の大きな魅力は、なんといっても「丹後くろまつ号」「丹後あかまつ号」「丹後あおまつ号」という3種類の観光列車でしょう。

列車は田園風景や海沿いの美しい風景の中を走り抜け、丹後神崎駅から栗田駅の間ではダイナミックな奈具(なぐ)海岸や、水面ぎりぎりの高さを渡る由良川橋梁の付近は絶景が広がります。

宮津駅を超えると天橋立駅。約3.6kmの砂浜が海を渡るように伸びる日本三景の一つ天橋立が有名で、約6700本もの松並木の道は龍が天に昇る姿に見えることから飛龍観(ひりゅうかん)と呼ばれています。

列車の旅は座っているだけで季節ごとの情景を眺めることができてしまう贅沢な楽しみ方ですね。

※「丹後あおまつ号」は毎日運航していて事前予約は不要。普通運賃で気軽に乗車できる観光列車です。
※「丹後あかまつ号」(土・日・祝の運行)と「丹後くろまつ号」(金曜・土・日・祝の運行)は予約と別料金が必要です。

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