『洞地区~芦生の森(南丹市美山町)』編

#4 2022年10月23日(日)放送

南丹市美山町は茅葺屋根が多く残る"かやぶきの里"として有名ですが、ほかにも素敵なところが沢山あります。この辺りは水が豊富で、由良川を始め洞(ほら)地区の清流では渓谷が作り出すとびっきりの絶景に出会うことができます。

洞谷川の支沢には落差41mの「聖ヶ谷(ひじりがたに)の滝」や、落差>65mの「音谷(おとたに)の滝」があります。地元の方に大切に守られてきた音谷の滝は、近年遊歩道が整備されて、水が落ちる滝つぼや、滝の直上、流れ落ちる滝の全貌を、それぞれ林道の3カ所から眺めて楽しむことができるようになりました。

美山の豊かな水流と文化の源とも言えるのが「芦生の森」です。古くから薪炭やシイタケ栽培、建材を得るための共有林でしたが、植物や動物、昆虫などを育む貴重な生態系の森でもあります。当時の姿を残すトロッコ軌道は経済産業省「近代化産業遺産」の認定を受けました。また芦生の森を含む一帯は、西日本屈指の広さを誇る冷温帯林に属する天然林として京都丹波高原国定公園に指定されました。

現在は京都大学芦生研究林として管理されており、12月頃まで入林可能です。

【洞地区の滝】
※入山するには、ガイドが必要な期間があります。
詳しくは南丹市美山観光まちづくり協会のHPをご確認ください。
https://miyamanavi.com/sightseeing/detail/id=366

【芦生の森】
※12月ごろまで入林可能ですが申請が必要です。
詳しくは芦生研究林のHPをご確認ください。
https://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/ashiu/

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