■2024年12月12日

岸和田市立中央小学校

講師:松澤良治(総務部)・松井孝文(総務部)
 参加者:小学5年生27人
2024年度出張授業19校目は岸和田市立中央小学校。
快晴です。
12月も半ばですが、らいよん号の中は、暖房をつけなくても、
十分暖かく感じられました。
中央小学校は、1852年(嘉永5年)、岸和田藩主が、「藩学講習館」(中央校の一番古い校名です。)を上砂町(現在の北町の中央保育所付近)につくったのが始まりとされています。武士の家庭ではない子どもも学ぶことができたそうです(中央小学校 学校沿革より)。

今日もらいよん号でおじゃましました。
本日の出張授業は5時間目、6時間目で実施。

5時間目は「ニュースが放送されるまで」についてです。

記者、カメラマン、カメラ助手、
デスク、キャッチャー、編集担当者、アナウンサー。
ひとつのニュースに、色々な役割を持ったたくさんの人がかかわり、
原稿や映像に、間違いや誇張がないかなど、
何度も確認して放送している流れを知ってもらいました。

ヘリコプター、ドローン、GoProなどによる様々な撮影方法も、
動画で見てもらいました。
「これ、知ってる!」と、多くの児童が目を輝かせて見入ってくれました。
また、アナウンサー体験では、4人の児童に、
実際に放送したニュースの映像にあわせて原稿を読んでもらいました。
みんな、よく練習してくれたんですね。
上手に、ハキハキと読んでくれました。
続いて、6時間目は、
報道カメラマンで、海外特派員でもあった松澤講師のお話です。

(松澤講師)「ドジャースの大谷翔平選手が、アメリカでプレーしている様子を、ライブで、日本で見られるのは何故ですか?」
(児童たち)『日本のスタッフが取材に行っているから』
(松澤講師)「行って取材してどうやって見せている?」
(児童たち)『うーん、あっ、衛星!』
(松澤講師)「正解!!人工衛星を使っています!』      

映像や音声の信号は、インターネットでも日本に送れるが、
中継車のパラボラアンテナから宇宙の人工衛星に当てて、
放送局におろしてくるほうが、安定して送れる、という現状を説明しました。

また、紛争地でもカメラを回してきた松澤講師は、
「PRESS=報道機関=撃たないでくれ」という意味があり、
「PRESS」と背中に書かれたベストを身に付けていたことや、
「危険だとわかっていても、現場に行って実際に何が起きているのか、
『事実』を確認し伝えることがとても重要!」といったことを伝えました。

児童の皆さん、長時間、熱心に聞いてくれてありがとうございました。
先生方も、色々ご対応くださってありがとうございました。

MBS出張授業

「MBS出張授業」は、当社がCSR活動の一環として、2011年から近畿各地の小学校で実施しているものです。小学5年の社会科の単元「情報とくらしのかかわり」における「放送局の働き」について理解を深めていただくため、報道記者やディレクターなど番組制作経験豊富な社員が講師となって、皆さんの学校にお邪魔し授業を行います。