花嫁の父

「嫁ぐ娘、嫁がせる父親。永遠のテーマです。私事になりますが、数年前に親友を 見送りました。お嬢さんへの愛が深かった人で、お嬢さんは当時まだ中学生。
こりゃあ嫁がせる時は心中いかばかりかと見ていたのですが、そのお嬢さんを残した まま旅立ちました。作品を書きながら常に頭にあったのは亡き親友の胸の内です。 また娘さんに思いを伝えられないでいる世のお父さんたちの心情を感じながら書き 綴りました。物語は父娘の関係に加えて、それぞれのラブストーリーをからめ、 楽しんでいただけるように心がけました」~井沢満



NHKドラマ「みちしるべ」で 脚本家デビューし、プラハ国際テレビ祭 グランプリ他を受賞。以降、受賞作品多数。 代表作に「青春家族」「夏休みのサンタさん」 「同窓会」。
人気シリーズ「外科医 有森冴子」は、 医学ものドラマの先鞭をつけ、タイトルに 役名を織り込むブームを作った。
「ゆきの、おと~花嫁の父~」
(井沢 満 著・講談社刊 9月1日発売)
脚本を手がけるのは、数々のNHK連続ドラマや、大ヒットドラマ「外科医有森冴子シリーズ」を手がけたベテラン脚本家・井沢 満。放送に先がけ、本人執筆の原作小説も出版されます。