MBS(毎日放送)

島民と自衛隊~「南西シフト」の最前線~

2023年9月 3日(日)放送

島民と自衛隊~「南西シフト」の最前線~

沖縄・石垣島に今年3月、陸上自衛隊の駐屯地が開設された。これによって日本列島・南西地域の防衛上の「空白地帯」を埋めるとされる、奄美大島から与那国島まで拠点をつくる「南西シフト」がほぼ完成した。石垣島にはミサイル部隊や警備部隊など500人近くの隊員が全国から赴任、さっそく島民との関係と絆を築くため、豊漁を祈願する船漕ぎ競争「石垣ハーリー」に隊員チームが参加して地域に溶け込む努力を重ねていた。島民に慣れてもらいたいと戦闘服で子どもを保育所に預ける隊員もいる。基地がなかったこの島で「ミサイル配備に怖さを感じる」と複雑な心境を吐露する人も少なくない。また、台湾まで111キロに位置する与那国駐屯地は開設から7年目を迎え、隊員らが地域活動に欠かせない存在になった。去年8月、中国軍が演習で発射した弾道ミサイルが島の近海に落下、避難シェルターの整備が具体化し始めている。航空自衛隊那覇基地から戦闘機で飛び立つパイロットも「家族に心配をかけたくない」と語る。そんななか、島民に安心感と広い視野を持ってもらいたいと町立図書館から新たな動きも生まれてきた。「有事」に備える最前線に立たされた人びとの内心は揺れる。東北や関西から"防衛の島"へ赴任した自衛隊員たちの素顔と島民たちとの交流から国防の島のリアルないまを描く。


※世界陸上のため8月の最終日曜日ではなく9月最初の日曜日に放送します。

次回は、3月31日(日)深夜 0時50分から放送

労組と弾圧~関西生コン事件を考える~

労組と弾圧~関西生コン事件を考える~

映像’24は、1980年4月に「映像’80」のタイトルでスタートした
関西初のローカル・ドキュメンタリー番組です。

月1回、それも日曜日深夜の放送という地味な番組ながら、ドキュメンタリーファンからの根強い支持を頂いており、2020年4月で放送開始から40年になります。
この間、番組は国内外のコンクールで高い評価を受け、芸術祭賞を始め、日本民間放送連盟賞、日本ジャーナリスト会議賞、更にはテレビ界のアカデミー賞といわれる国際エミー賞の最優秀賞を受賞するなど、輝かしい成果を上げてきました。また、こうした長年にわたる地道な活動と実績に対して、2003年には放送批評懇談会から「ギャラクシー特別賞」を受賞しています。
これからも「地域に密着したドキュメンタリー」という原点にたえず立ちかえりながら、より高い水準の作品をめざして“時代を映す”さまざまなメッセージを発信し続けてまいります。

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