MBS(毎日放送)

生きなおし~元ヤクザが取り組む施設の日々~

2018年10月28日(日)放送

生きなおし~元ヤクザが取り組む施設の日々~

大阪・福島区。多くの人が行き交う商店街の近くに、その場所はある。
自立支援施設「良心塾」。
この施設は、刑務所や少年院で過ごした人たちが、自立して生活できるように支援している。いま良心塾には、10代から30代までの5人の男性と2人の女性が暮らしている。みな、親や親族から引き取りを拒否され、行き場を失った人たちだ。
施設を運営している黒川洋司さんは、元暴力団組員。過去に傷害事件で逮捕されたことがある。「"親"の役割を果たし、支える人がいれば、必ず人生は変えられる...」。黒川さんはそう考え、5年前に活動を始めた。いま黒川さんは、家族と離れて「良心塾」に住み込み、入居者たちのために立ち直りの道筋を模索する。
ここにやってくる人たちは、まともに親に育てられた経験がない。「大人は信用してない、自分は生きている価値などない...」。これが、彼らの口癖だ。黒川さんはこれまでに17人の身元引受人になったが、裏切られることの方が多いという。突然、パソコンを4台盗んでいなくなったり、思いが実らずに再び犯罪に手を染めたりする若者もいた。だけど、支援は続ける、と決めている。きのうより少し成長した姿を見ることが、自らの励みになるという。黒川さんと入居者たちの日々にカメラを向けた。

次回は、3月31日(日)深夜 0時50分から放送

労組と弾圧~関西生コン事件を考える~

労組と弾圧~関西生コン事件を考える~

映像’24は、1980年4月に「映像’80」のタイトルでスタートした
関西初のローカル・ドキュメンタリー番組です。

月1回、それも日曜日深夜の放送という地味な番組ながら、ドキュメンタリーファンからの根強い支持を頂いており、2020年4月で放送開始から40年になります。
この間、番組は国内外のコンクールで高い評価を受け、芸術祭賞を始め、日本民間放送連盟賞、日本ジャーナリスト会議賞、更にはテレビ界のアカデミー賞といわれる国際エミー賞の最優秀賞を受賞するなど、輝かしい成果を上げてきました。また、こうした長年にわたる地道な活動と実績に対して、2003年には放送批評懇談会から「ギャラクシー特別賞」を受賞しています。
これからも「地域に密着したドキュメンタリー」という原点にたえず立ちかえりながら、より高い水準の作品をめざして“時代を映す”さまざまなメッセージを発信し続けてまいります。

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