京都・錦市場から歩いてすぐ、2001年にオープンした「パティスリー・オ・グルニエドール」。オーナーパティシエの西原金蔵さんは当時48歳。少し遅めの独立だった。基本的なフランス菓子のレシピを忠実に守り、季節のフルーツに、ちょっとしたアクセントを加えた味はシンプルながら奥深い。西原さんの店は瞬く間に話題になり、休日となると長蛇の列ができるようになった。今も客足の絶えない"超"人気店が、今年5月31日をもって閉店する。同じパティシエの道を選んだ一人息子にも、長年働いてきたスタッフにも継がせることは一切しない。オープン当初から「65歳で閉店する」と決めていたらしい。一代限りのスイーツ職人の「閉店」までの半年を追った。
月1回、それも日曜日深夜の放送という地味な番組ながら、ドキュメンタリーファンからの根強い支持を頂いており、2020年4月で放送開始から40年になります。
この間、番組は国内外のコンクールで高い評価を受け、芸術祭賞を始め、日本民間放送連盟賞、日本ジャーナリスト会議賞、更にはテレビ界のアカデミー賞といわれる国際エミー賞の最優秀賞を受賞するなど、輝かしい成果を上げてきました。また、こうした長年にわたる地道な活動と実績に対して、2003年には放送批評懇談会から「ギャラクシー特別賞」を受賞しています。
これからも「地域に密着したドキュメンタリー」という原点にたえず立ちかえりながら、より高い水準の作品をめざして“時代を映す”さまざまなメッセージを発信し続けてまいります。