見どころ
小野寺和紗(山田杏奈)は高校一年生。彼女が所属する文芸部には現在5人の部員が在籍しているが、変わり者の多い文芸部は他の生徒からは「掃き溜め」と揶揄され、部員は皆、色恋沙汰とは縁遠い学生生活を送っていた。
部活動で読む文学作品には性描写が含まれるものもあり、和紗はそこで描かれる行為に気恥ずかしさを覚える一方で、強く興味を惹かれる気持ちも否定できない。ある日、文芸部で「死ぬ前にしたいこと」について語り合っていると、部員の一人、菅原新菜(玉城ティナ)が投じた「セックスです」という一言。その瞬間から彼女たちは、これまで目を逸らしてきた自らを取り巻く”性”に向き合い、”性”に振り回される日々が始まるのだった…。
第1話
小野寺和紗(山田杏奈)は高校一年生。彼女が所属する文芸部には現在5人の部員が在籍しているが、変わり者の多い文芸部は他の生徒からは「掃き溜め」と揶揄され、部員は皆、色恋沙汰とは縁遠い学生生活を送っていた。
ある日、文芸部で「死ぬ前にしたいこと」について語り合っていると、部員の一人、菅原新菜(玉城ティナ)が「セックスです」という一言を投じる。その瞬間から彼女たちは、これまで目を逸らしてきた、“性”に振り回される日々が始まる。そして和紗は、幼なじみである典元泉(井上瑞稀)の“とある行為”を目撃してしまい…!?
第2話
泉(井上瑞稀)の自慰行為を目撃してしまったあげく、「和紗とはこれっぽっちもしたくない!」と宣言されてしまった和紗(山田杏奈)は、ますます混乱。
一方、部活では「セックス」の代わりとなる言葉を考えていたところ、突然、文芸部の“廃部”が通告されてしまう。部長として責任を感じ、落ち込む曾根崎り香(横田真悠)は帰宅中、クラスメイトの天城駿(前田旺志郎)に言われたある一言により一大決心をして…?!
そして、エロチャットで出会った『ミロさん』と「チャットじゃなくて。実際にしてみたい」と、思いがけない行動に出る本郷ひと葉(田中珠里)。本格的に“性”に翻弄され始めた文芸部部員たちの運命は!?
第3話
須藤百々子(畑芽育)は、予備校で小学校の同級生だった杉本悟(田川隼嗣)らにカラオケに誘われるが、色恋沙汰に疎い百々子はドギマギしてしまう。
一方、新菜(玉城ティナ)は、和紗(山田杏奈)に自慰を目撃されて以降、思い悩む泉(井上瑞稀)のお悩み相談にのることに。そこで、幼少期に所属していた「劇団そよ風」の演出家・三枝久(鶴見辰吾)とばったり再会してしまい、動揺が隠せない新菜。
新菜と三枝の知られざる過去が明らかになる一方で、泉と新菜の距離も急接近し…!?
第4話
文化祭が盛り上げるための“恋の伝説”を作りたいという実行委員の依頼を受けた文芸部。なかなか名案が浮かばない5人は本郷ひと葉(田中珠里)の提案で、顧問である山岸先生(古川雄輝)のペンションで合宿に行うことに。
曾根崎り香(横田真悠)は、付き合い始めた天城(前田旺志郎)との距離感がいまいち掴めずにいた。一方、泉(井上瑞稀)と新菜の関係が気になって思い悩む和紗(山田杏奈)に、新菜(玉城ティナ)がさらに拍車をかける行動に出て─。
第5話
“恋の伝説”を広めるため、文化祭での朗読劇の準備に勤しむ文芸部。
幼なじみの泉(井上瑞稀)に告白する決心を固めた和紗(山田杏奈)は、朗読劇の主役に自ら名乗り出る。 そして、自身の泉への気持ちの変化をうまく理解ができない新菜(玉城ティナ)は、三枝(鶴見辰吾)のもとを訪れ…。
それぞれの“恋”と“性”の岐路となる文化祭当日。乙女たちの恋心を揺さぶるキャンプファイヤーがついに始まる-。
第6話
文化祭で幼なじみの泉(井上瑞稀)に告白され結ばれた和紗(山田杏奈)と、はっきりと自分の気持ちを天城(前田旺志郎)に伝えられた、り香(横田真悠)。浮かれ気分の2人をよそに、初めての恋に執着することに決めた新菜(玉城ティナ)は、泉との下校中、泉の心を揺さぶる予想だにしない行動に出る。新菜の“執着発言”を聞いてしまった百々子(畑芽育)は、新菜を責める一方で、自分の中に芽生えた感情にも戸惑っていた。
そして本郷ひと葉(田中珠里)は、山岸先生(古川雄輝)への想いを断ち切るため思いがけない発言をする。「一度、抱いてくれたら。きっぱり諦めます」。
5人の恋模様がますます加速する…乙女どもの“転機”の第6話。
第7話
ひと葉(田中珠里)を乗せた山岸先生(古川雄輝)の車がホテルに入っていくところを目撃してしまい、ひと葉と山岸先生に不信感を抱く、り香(横田真悠)…それぞれの葛藤により、気まずいムードの文芸部。
一方、新菜(玉城ティナ)は「少女」である自分を終わらせようと三枝(鶴見辰吾)のもとを訪ねる。その翌日、新菜は和紗(山田杏奈)にあることを打ち明け、それを聞いた和紗は、泉(井上瑞稀)の元へと駆け出して行き-。そんな中、り香のクラスメイトの十条園絵(古田愛理)にまつわるとある出来事をきっかけに、学校内に衝撃が走る事件が起きて…?!
押見修造(漫画家『惡の華』『おかえりアリス』ほか)
漫画版を読んでいました。性と自意識の衝突というテーマを、僕はいつも男の子の側から描きますが、岡田さん&絵本さんが女の子の側から描くとなるほどこうなるのか!と思いました。
セックスや性欲や愛、といった言葉に収まりきらない、名前をつけたくないような剥き出しの情動を、物語の中で再現し肯定する試みのように感じました。それを生身の役者さん達が演じるとき、よりムズムズとゾクゾクと、そしてキラキラと伝わってくるものがある予感がします。