WORK職種紹介

#03

ANIME ASSISTANTPRODUCERアニメアシスタント
プロデューサー

NAME
松岡 晃平Kouhei Matsuoka
DEPARTMENT
コンテンツ戦略局/
東京コンテンツ戦略部
CAREER
2019年度入社

COMMENT

高校生の頃、アニメ好きの友人がきっかけとなり、アニメに熱中し出す。関西の大学に通いながら、東京で短期の住み込みをしてアニメ制作のアルバイトをしていた。MBSへの入社を決めたのも「気になるアニメのクレジットに、MBSの人の名前がよく載っていたから」。入社後は東京PR部(現・東京総合編成部)で2年間バラエティ番組やドラマのPR担当を経験したのち、現在はアニメのプロデューサー、アシスタントプロデューサーとして活躍中。

おシゴト紹介01 / 04

ひとつのアニメが
放送されるまでも、
されたあとも、
全てに携わる。

あなたの仕事を教えてください。

アニメの企画・制作などを担当する東京コンテンツ戦略部で、プロデューサーを補佐するアシスタントプロデューサーを務めています。現在の担当作品は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』、『終末のワルキューレⅡ』、『江戸前エルフ』など。作品によって携わり方はそれぞれ異なりますが、たとえばマンガ原作の作品なら、一緒に制作に参加していただけるスタジオやクリエイターを探し、出版社にアニメ化を打診。OKがでれば、アニメ制作がスタートします。「本読み」と呼ばれるシリーズ構成・脚本の打ち合わせから、劇伴、主題歌の打ち合わせ、キャストオーディションやアフレコ、編集など、さまざまな場面に立ち会いながら、チームみんなでより良い作品を目指していきます。

一方ビジネス面では、「この作品性なら海外でこれくらい売れそうですね」「いまの市場を考えると、配信媒体はこれですかね」などと関係各所と相談しながら収支計画を立て、さまざまな企業の出資を募って予算を集めていきます。また、アニメをより多くのお客さまに届けるために、宣伝やイベントなど、作品に最適なアプローチを考えて戦略を練ることも重要な仕事です。

アニメ制作の川上から川下まで、すべての指揮をとりながら作品をヒットに導いていく。それがプロデューサー、アシスタントプロデューサーの仕事です。

おシゴトの魅力02 / 04

これが、
アニメファンの
ココロをつかむ、
ということか。

印象深い仕事はなんですか。

異動してきた初日のことです。上司に呼び出され部屋に行くと、「来年、日5枠(※(『機動戦士ガンダム00(2nd Season)』など数々の名作アニメを世に送り出してきた日曜午後5時のアニメ枠)が復活して新作のガンダムをやるから、松岡は明日からその会議に出るように」と告げられました。あまりに嬉しくて、鳥肌が立ったのを覚えています。

新作ガンダム『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』から7年ぶりとなる、ガンダムシリーズのTVアニメーション最新作。日5枠で放送される作品として、5年ぶりの新作TVアニメーション作品でした。そんな日5枠復活の発表にあわせ、過去に同枠で放送された作品の名シーン振り返るトリビュートPVを制作することになりました。

制作では、作品を心から好きなファンの方々にエモい気持ちになってほしくて、各作品を象徴するようなグッとくるシーンを選ぶように心がけました。それぞれたった数秒間の映像でしたが、改めて全編をチェックしたり、インターネットにある名場面集を見たり……。自分もまさにそのアニメの視聴者であり、ファンだったので、感慨深い思いになりました。

また、つくったPVの出し方によっても広がり方は変わってきます。今回のトリビュート映像は、予告なしのサプライズで、深夜の全国ネットアニメ枠“スーパーアニメイズム”内で放送しました。SNSでは、突然流れたPVに「懐かしい!」「何が発表されるの!?」「日5復活嬉しい!」と、翌日のお昼まで「日5復活」がトレンド入りするほど大きな反響をいただき、とても嬉しかったです。

おシゴトへの想い03 / 04

自分ではなく、
ファンの目線を最優先する。

仕事で大切なことはなんですか。

MBSの魅力は、アニメを放送できる枠が多いことです。その数、計12枠。関西では地上波、東京であればMX、というように、作品に合わせた幅広い提案もできます。また、ジャンルに縛られることなく、幅広い作品を放送できる環境があるのも魅力のひとつです。

私自身、幹事作品を手掛けることを目標に、今は先輩の姿勢を学びながら提案の幅を広げているところです。先輩方からよく言われるのは、「ファンを最優先に考えなさい」。プロデューサーの仕事は判断や決断をすることの多い仕事ですが、「こうしたらファンが喜んでくれるのでは」を常に軸として考えることを意識しています。活躍している社員にも、決して自分よがりな考えを通すのではなく、視聴者ファースト、コンテンツファーストを意識している方が多い印象です。私も入社直後は「自分がやってやる」と思っていたこともありましたが、経験を重ねるうちに考えが変わっていきました。私もアニメファンの一人ですが、そんなファンの目線を忘れずに、これからも多くの方に長く愛されるアニメをつくっていければと思っています!