投開票まであと3日となった衆議院選挙。2月5日は前回、与党と野党がわずかな差でしのぎを削った激戦区「徳島2区」に注目します。

 立候補しているのは、届け出順で以下の4人です。

 ▼自民・前職 山口俊一候補(75)
 ▼共産・新人 浜共生候補(44)
 ▼国民・新人 飯泉嘉門候補(65)
 ▼無所属・新人 北島一人候補(54)

 徳島県北部が選挙区の徳島2区。のどかな風景が広がるこの地域は、前回の衆院選で約3700票差で勝敗を分けた激戦区でした。

自民・前職 山口俊一候補(75)地方の生活基盤を維持していきたいと訴え

 (自民・前職 山口俊一候補)「考えてみますと12期です。36年間やらせていただきました」

 自民党公認の前職・山口俊一候補(75)。医療や介護など、地方の生活基盤を維持していきたいと訴えます。ただこれまで以上に危機感を感じています。

 (自民・前職 山口俊一候補)「私の票が目減りというか、持っていかれてしまうなと」

 それは“公明党の連立離脱”です。今回公明党からの推薦はなく、1万票以上あるとされる“公明票”を維持できるかが課題だといいます。

 公示前、山口候補は…

 (自民・前職 山口俊一候補)「26年培ってきた人間関係がありますから、そう簡単にコロンコロン(変わる)とは、ならないだろうなと」

 公明党関係者によると、公示前に山口候補の陣営が票を入れるよう求めてきたものの、確約はできなかったといいます。

 そんな山口候補の切り札が、自民党総裁・高市早苗総理です。

 (高市早苗総理)「山口俊一さんは私より1期早く当選した先輩です。山口さんを勝たせてください。心から心からお願いします」

 会場の道の駅には、約3500人が詰めかけました。

 (自民・前職 山口俊一候補)「すごい(人の)数でびっくりしました。日本初の女性総理に対する期待感というか、かなりの政策転換が今回あった。そういったものに対する期待感ですかね」

国民・新人 飯泉嘉門候補(65)地方創生のモデルに「生活苦を緩和し、夢と希望を未来に」

 この大ベテランに対抗するのは…

 (国民・新人 飯泉嘉門候補)「夢と希望、カモーン!」

 国民民主党公認の新人・飯泉嘉門候補(65)。

 (国民・新人 飯泉嘉門候補)「地方というところは、今まさに疲弊の一途をたどっています。この第2区が地方の象徴といっても過言ではない」

 徳島県知事を5期20年務めた経験から、徳島2区を地方創生のモデルにしたいと訴えます。飯泉候補は前回、党から推薦を受けて出馬し、山口候補に約3700票差まで迫りました。

 今回、党は徳島2区を「最重点区」と位置づけ、飯泉候補に公認を出しました。公示日翌日には榛葉賀津也幹事長が、そしてその翌日には、玉木雄一郎代表が徳島入りするなど、激戦区で勝利するために必死の応援です。

 (国民 玉木雄一郎代表)「自治体行政がわかっている人が国会に必要なんです。飯泉嘉門さんを何としても国会に送っていただきたい」

 平日夕方に約200人が集まりました。さらなる後押しとしたいのが“公明票”。

 陣営関係者によると「すべての公明票が飯泉候補に入るとは思っていない。公明支持層と個人的なつながりをつくろうとしている」といいます。

 接戦をモノにできるのか。飯泉候補に有権者からの手応えを聞いてみると…

 (国民・新人 飯泉嘉門候補)「皆さんの反応は徐々に高まっているという感じがします。少しでも生活苦を緩和し、夢と希望を未来にしっかり持っていただけるような徳島づくり、国づくりすることができれば」

共産・新人 浜共生候補(44)“自民党政治に反対”を掲げる「賃金を上げてもっと豊かに暮らせる社会を」

 共産党の新人・浜共生候補(44)は“自民党政治に反対”を掲げています。

 (共産・新人 浜共生候補)「消費税を引き下げよう、そして賃金を上げてもっと豊かに暮らせる、そういう社会を目指したい」

無所属・新人 北島一人候補(54)「国政に地域の皆さまの声を届けたい」

 また、無所属・新人の北島一人候補(54)は、元県議会議員の経験を生かし、国と地方のパイプ役になりたいと訴えます。

 (無所属・新人 北島一人候補)「皆さまの悩み事も聞いてまいりました。国政に地域の皆さまの声を、徳島の皆さまの声を届けたい」

 衆院選の投開票は2月8日(日)です。