現職の任期途中の辞職に伴い2月8日に投開票される大阪市長選挙が25日に告示され、5人が立候補しました。

 大阪市長選挙に立候補したのは届け出順に、次の5人です

 ▼日本維新の会・代表代行 前市長 横山英幸さん(44)
 ▼無所属・新人 不動産会社経営 中条栄太郎さん(56)
 ▼無所属・新人 芸術家 ネペンサさん(51)
 ▼無所属・新人 不動産賃貸業 千代知洋さん(58)
 ▼無所属・新人 NPO法人理事 林成典さん(52)

 立候補した5人が『第一声』で訴えた主張を、記事として公開します。

日本維新の会・代表代行 前市長 横山英幸さん(44)

(横山英幸氏)

 前大阪市長の横山です。みなさん、きょうは寒い中、本当にありがとうございます。先ほど無事に立候補手続きを済ませることができまして、ポスター番号1番で活動をしていきたいと思います。本当にみなさんありがとうございます。

 僕も出直し選に臨むということをずっと想定していたわけではありません。でも、やはりここで挑まないといけないという強い思いで、いまここにいます。少しだけ皆さんに説明させていただきたいと思います。

▼「欠けていたピースがそろいつつある」

 2年半、大阪市長をさせていただきました。その前は12年間、大阪府議会議員をさせていただいて、2011年に橋下氏と松井氏の大阪維新の会の門を叩きました。そこから大阪の改革を皆さんと一緒に進めることができました。

 僕は元々大阪府庁の職員でした。大阪府と大阪市、狭い面積の中で同じような仕事をしていると、別にわざと喧嘩しようとしているわけではありませんが、どうしても行き違いが起こり仲が悪くなってしまいます。これは構造上の問題、人間性の問題ではありません。構造上どうしても大阪というのは行き違いが起きる。それは大きく1つ目が都市圏が集中しすぎていること、そして面積が狭いことです。

 この12年間、15年間、僕ら大阪維新の会で知事と市長、府議会と市議会、一緒に仲良くさせていただきました。結果、いま何が起きたか。どうして今大阪はこれほど調子がいいのか。僕は、欠けていたピースが揃いつつあるからだと思っています。それは都心部への投資です。

▼「都心部への投資が徐々に完成したら、府域、関西圏域へと成長が広がっていく」

 大阪市域にこれまで十分な投資が完成されていなかったがゆえに、大阪圏、関西圏に投資が呼び込めていなかった。僕は長く関わって、やはりここに問題があったのではないかと思っています。例えば難波。難波は大阪市内なので、元々おそらく知事は難波の開発にあまり見向きもしていなかったと思います。でもいま、大阪府市で連携して一生懸命取り組みを進めて、なんば広場ができたり、海外の人もたくさん来てくれました。

 そうすると、、観光弊害の問題も出てきました。先日、私と吉村氏と一緒に見て、難波の環境対策に大阪府と大阪市で15億円の投資をすることを決めました。なぜ環境対策を大阪府市でやらないといけないか。難波というのは大阪市民だけが使っているんじゃないんです。もういまは、大阪・関西の顔となっていて、ここをきれいにしたら、さらに観光客が来て、税収が増えて、大阪市民だけでなく、府民も関西の人も豊かになるんです。なので広域全体で大阪市域への投資を進めました。なんば、グランフロント、グラングリーン。元々大阪市域で放っておいたら大阪府が手を出そうとはしません。大阪市だって『ここは大阪市域だからやらなくていいよ』と言って嫌がります。そのせいで方向性を見失う。いま、大阪府と大阪市で方向性を決めて、そうしたら面白いことが起きました。民間のみなさんが『一緒にやろう』と言ってくれてどんどん入ってきてくれています。

 ではこの結果、大阪市に何が起きたか。固定資産税です。めちゃくちゃ固定資産税が増えていますよ。これが大事。場所を開くと投資が呼び込まれ、結果的に大阪市も大阪府も豊かになるんです。このモデルをいま、僕や吉村氏、府議会と市議会が、属人的な人間関係で進めてきました。グランフロント、夢洲もそうです。課題は確かにありますが、万博は大きく成功させることができました。大阪府市で一緒にやろうと、大阪市内で進めることができました。大きく成功した。万博が終わって、豊かになったのは大阪市だけですか?違いますよ。フェーズが変わり、大阪府域、関西圏域にいま、大きく成長が広がっています。僕が最初に申し上げた、都心部への投資が徐々に完成したら、府域、関西圏域へと成長が広がっていくんです。これをみなさんと共に制度化したいというのが一番大きな思いです。

▼「税収が上がったら、行政サービスをしっかりできます」

 この僕が2年半、市長をさせていただいて、税収が毎年、過去最高を記録することができました。本当にありがとうございます。もうすぐ大阪市議会の2月議会も始まり、そこで新たに税収等も発表になりますが、毎年、過去最高の伸び率で税収が増えているんです。税収が上がったら、行政サービスをしっかりできます。

 子育て世代もやはりしんどいです。だから0歳から2歳の第2子以降の無償化、所得制限撤廃もやりました。多子家庭の負担軽減もやりました。預けるだけでなく、自宅で子育てする人のためのクーポンやフォロー、これもやりました。市役所行くの面倒くさい、区役所行くの面倒くさい。だから、手続きのオンライン化を進めています。まもなく大阪市内の手続きのほとんどすべてがオンラインで済みます。大阪市内の小学校には体育館が約300あります。すべてに空調機を設置。これも決断して、この2年間で徹底して進めていきます。

 これだけすることができたのは、しっかりとした安定した財源があるからです。財源があれば、市民の皆さんにサービスをお返しすることができるんです。だからこれを制度化させてください。冒頭申し上げたように、府市が喧嘩してしまうと、最適な成長戦略をすることができません。そんな未来をもう一度繰り返すことは、僕たちは許すことができません。僕たちがいる限りは一生懸命やります。でも、この属人的な関係が未来永劫続くということはありません。なので制度化させてほしい。この都構想の協定書の設計図作りにまずは第一歩を踏み出させてほしいんです。みなさん、よろしくお願いします。

▼「副首都局の議論に合わせて、都構想を進めていきたい」

 副首都局を設置して、この日本の中を多極化して、有事の際もしっかりオペレーションできる機能の議論を進めています。経済的にも防災的にも副首都を担える街としてのポテンシャルが大阪には十分にあると思っています。でもそのときに、ちゃんと機能する副首都じゃないといけません。そのためにも、冒頭申し上げた特区制度を導入して強い広域権限のリーダーを作る。その人が副首都局として日本を担っていく。僕はやはりこの制度を議論する時だと思っています。副首都局の議論に合わせて、都構想を進めていきたいと思います。

 最後に、僕も15年政治をさせていただいて、強い思いでいま臨んでいます。この間もいろいろありました。例えば大阪というのは、単身、独居で住んでいる高齢者の方が多いんです。しんどくて外も出られない。そうすると介護のリスクが高まります。怪我をしてしんどい、でも十分に介護にあたれない。その他にも、シングルマザーの方の多くが経済的にしんどい。だけどシングルマザーの人にもう一つ大きくサービスを届けることができるかもしれません。その他にも、大阪市内で頑張ってくれている子ども食堂。子ども食堂の事業者だって経済的に十分でなく、しんどいんです。だから、もしかしたら事業者に、もう一つ支援を届けられるかもしれないんです。児童虐待だってそうです。経済的な問題を抱えた児童虐待、悲しい事件もあります。だけど豊かな財源があれば、もう一つ多くのサービスを届けることができるかもしれないんです。

 だから僕は成長する大阪、これを作っていきたいと思っています。みなさん、しばらくお騒がせしますが、政治家というのはその一人の市民に寄り添い、30年後、50年後に1000人の命を救う制度を作ることが責務だと思っています。そのためにも、ここで大阪の成長を止めるわけにはいきません。みなさんと一緒に描いてきた大阪の成長を、進めていきましょう。みなさん、よろしくお願いします。ありがとうございました。

無所属・新人 不動産会社経営 中条栄太郎さん(56)

(中条栄太郎氏)

 みなさん、おはようございます。大阪市長選挙にこの度立候補させていただきます、中条栄太郎と申します。私が今回一番訴えたいのは何か。それは「やるんだったら首都当番交代制」しかない。それを強く訴えたいと思います。

▼「同じような都構想だったら許されない」

 具体的には、大阪都構想は今まで2回否決されました。民意が示され、吉村氏は「2度とやらへん」と言いましたよね。でも、もう1回挑戦したい。挑戦するのは自由です。でも、同じような都構想だったら、それは許されません。2回否決されて民意がしっかり示されているのにまたやるんか。勝つまでジャンケンかと。そんな横暴は許してはいけないと思うんです。

 別次元の国家の事業として「副首都構想」を作ると連立内閣に入りましたよね。ならば担当大臣になればいいじゃないですか。担当大臣になって国会でみなさんを説得して、「この国に首都直下型の大震災や大津波が来て首都がダメになってしまった時に対応する必要がある、国の安全保障のために政治の空白・空隙を作って外国につけ入る隙を与えてはいけない」。それが必要なんだと言うんだったら、国民みなさん、国会みなさんを説得して、国の事業として副首都を整備する。法案を成立させて予算を作って、その結果、「副首都というのはこのようにスケールの大きいものです」「東京と互角の都市にしていきます」「東京と並ぶ国際都市にしていきます」「だからやらせてください、だから3回目やらせてください」それが筋でしょう。

 それだったら、大阪市民のみなさんだって「絶対あかん」とは言いませんよ。ちゃんと進めてほしいんです。ちゃんと心に寄り添ってほしいんです。今のやり方はあまりにもひどい。

▼「大阪都構想は大阪市がなくなってしまうということ」

 そして私は大阪市長選挙に出たのは、大阪都構想って大阪市がなくなってしまうということですよ。一番影響を受けるのは大阪市民じゃないですか。そして2回、大阪市民の民意が示されています。否決されています。それをこんな横暴なやり方でやるというんだったら、一番誰が反対しなければいけないのか。松井氏でも維新の市議団でもないですよね。大阪市民の代表の市長である横山氏が、吉村氏を止めるべきでしょう。

 なぜあなたは市長なのに大阪市民の心に寄り添わないのか、気持ちが分かってくれないのか。大阪のみなさんのために働く市長でなければ、大阪のみなさんの気持ちが分かる市長でなければ、市長になる資格なんかないじゃないですか。

▼「ちゃんと投票行動で選んでほしい」

 白票を投じるとかいう話もあります。主要政党は対立候補を出しませんでした。逃げましたよね。でも結局、選挙は行われて、2人とも当選してしまったら「これはおかしい」という声は形になりません。今回きっちりと、「このやり方はおかしいのではないか」「順序が違うのではないか」「おかしい」「違う」「大阪市をこんな形で潰すのは間違っている」そう思うようであれば、ちゃんと投票行動で横山氏じゃない候補者を選んでほしいと思います。

 私、中条栄太郎は、今回、大阪都構想の必要性が日本の国の危機管理上、全く必要ないとは思いません。むしろ必要だと思っています。だから最初に申し上げた「首都当番交代制」、それしかないとすら思っています。国の事業で、国の予算で、大規模な国土強靭化の目玉政策としての都構想でなければやる意味がない、やってはいけない。同じ3度目の都構想でやるなんて民意の軽視です。

 私たち大阪市民はこれについて投票できる権利があるし、今チャンスがあるのです。おかしいと思う方、これは違うと思う方、もっと丁寧に進めてほしいと思う方、全然規模が違って明らかに大阪が発展する、国の予算で、国の事業で、東京並みに発展する。そういう大掛かりな事業だったら賛成してもいい、そういう方もこの進め方だったらそうならない可能性があります。

 「設計図を作らせてください」と吉村氏は言いました。でももう一言「任期中に住民投票やります」とも言っていますよね。これ、設計図でプランを出すだけでなく、任期中に「来年の春までに住民投票しますよ」と言っているのです。住民投票について、本当に都構想の中身、国の事業と整合するかどうかも分からない時点で進めてしまっていいのでしょうか。

 大阪市民、大阪がなくなってしまっていいのですか。この大事な私たちの大阪が、ちゃんとした理由もなしになくなってしまって本当にいいんですか。違いますよね。だったら声を上げましょう。だったら投票に行って、ちゃんと意思を示しましょう。そうでなかったら、投票を棄権したら、白票を入れたらこのまま進んでしまいますよ。止められませんよ。

▼「順番を守れ、大阪市を守れ」

 順番は申し上げたように、まず国の事業としての副首都構想がはっきりとする、事業規模もはっきりする、予算もしっかり何十兆円規模の大事業になる、そういうものに大阪が立候補して大阪を副首都にするために大阪都構想、もう一回住民投票させてください。この順番が筋です。こうでなければなりません。これが違うんだったら、大阪市民のみなさん、適当な、ただ単に大阪府の中で大阪市を潰して、大阪府・市の予算を大阪府に付け替えるだけ。そんな大阪都構想、2回も否決しているのに3回目持ち出される筋合いはないですよね。順番を守れ、大阪市を守れ。その意思をはっきり今回の選挙で示しましょう。

 そして、大阪市長は大阪市民の代表であるべき。大阪市民の声に耳を傾けるべき。大阪市民の心に寄り添うべき。気持ちを分かるべき。それを分かった市長だったらこのやり方は反対して止めるべきだったはずです。横山氏はそれをやっていない。それをやっていない横山氏に市長である資格はないと私は思います。

 違うと思う方は行動で示してください。違うと思う方は周りのみなさんで、家族で議論して、このやり方そのままOKしてしもて本当にいいのか。ひょっとしたら大阪市がなくなってしまうかもしれない、どんなメリットがあるか中身何もわからないのに、下手したら住民投票が年内に起こるかもしれない、それを認めてしまうのか、流されてしまうのか。それを考えていただきたい。ぜひみなさんに投票にしっかり行って、みなさんの声をしっかり届けていただきたいと思います。

無所属・新人 芸術家 ネペンサさん(51)

(ネペンサ氏)

―――市長選挙に立候補した理由を教えてください。

 「簡単に言えば、権力による迫害です。人権侵害、名誉毀損。例を挙げるなら、警察に「お前は精神病や」と街中で本名を言われて。僕は「集団でストーカーを受けている」という被害をずっと訴えていたんです。それを僕の意見も全く聞かず、公務員は本来、物事を公平に捉えなければならないはずですが、メディアも同様です。そうやって迫害され、警察にそんなことを言われたら、今度は反社会的勢力からもボロボロにされるんです。警察がそうしているなら、反社は何をしてもいいという空気になります。毎日毎日、嫌がらせを受けています」

 「それを訴えても、皆無視です。前の選挙でも、僕だけ討論会に名前すらない。だから立候補したんです。ちゃんと伝えてください。公平な選挙が行われていない。どこもそうです。組織票なんて、はっきり言って詐欺、詐欺集団支配です。憲法も守らない国から大阪は離脱。離脱選挙ですよ。簡単に言うとそうです」

 「まともな民主主義国家、言論の自由がある民主主義国家。大阪市内には軍隊もスパイも何もない。簡単に言えば平和と言論、それだけで勝負です。それを皆が逃げている。だから横山氏も絶対に討論しないんです。訴えてもやっている側だから。メディアもやっている。しっかり伝えてください。僕は「ネペンサTV」というチャンネルで、迫害の証拠をずっと上げ続けています。気まずいからと皆が無視じゃないですか。人権は憲法のトップ。ちゃんと伝えてください。私利私欲で出ているのではありません。僕は一人でどこの組織にも所属せず、前も自分一人でポスターを貼って、「人権侵害やリンチをやめろ」と言い続けているのに、メディアは無視。ちゃんと伝えてください。なぜ知識人が迫害され、ストーカー集団に知識を盗まれて、なりすまし詐欺にみんなが集まって。おかしくないですか。しっかり報道してください」

―――それを伝えるための選挙ということですか?

 「そうですよ。偽物が支配しているから全く良くならないです」

―――これから選挙戦が始まりますが、選挙戦ではどのようなことを訴えていきたいですか?

 「ポスターに書いてあるように医療改革、そして権力の透明性強化。大阪府警には透明性がないでしょう。僕が被害を訴えても警察がやっているから被害届を受理しない。警察署内で動画を撮ろうとすると「ここは禁止です、消せ」と言われる。証拠隠滅ですよ。警察にそのような対応をされたら、反社からのリンチですよ。」

 「まず権力の透明性。そして「江戸の街並み再建」です。日本人の文化が失われ、わけのわからない海外の思想などどうでもいい。日本は日本人の国、日本文化の国。それを再建したい。木造建築に住みたい人もいるのに、今はほとんどない。それを再建する計画です」

 「あと、僕が一番やりたいのは「大阪共和国構想」です。皆、利権で私利私欲のための政治しかしていない。言論で勝負できる、まっとうな「共和国」の再建です。カルト宗教に関わった国家からの離脱、詐欺集団や犯罪集団の支配からの離脱選挙です。増税ばかりで税金の使われ方もわかっていない。それを調査するのがメディアでしょう。これほど巨額の税金を誰が使っているのか。消費税を誰が使っているのか、皆知っていますか。僕はその透明性をすべて明らかにします」

 「私利私欲でやっているわけではない。ビラも供託金もすべて自費です。前回の不正で返ってきませんでしたが、独立してからはまず国家賠償請求です。日本は民主主義、国民主権でしょう。国民の訴えを無視して、わけのわからない犯罪集団の政治家の意見をマスコミが流すのは無茶苦茶です。それを一番言いたいです」

無所属・新人 不動産賃貸業 千代知洋さん(58)

(千代知洋氏)

 大阪市民のみなさん、おはようございます。いま、いろんなものの値段が上がって、生活が大変ではないでしょうか。そうした物価高に対して向き合うのが、政治ではないでしょうか。もう「都構想」は要らないのではないでしょうか?そこにお金をかけるのであれば、万博の工事費未払いの建設業者たちにお金を払ってあげてはいかがでしょうか。まず第一に、大阪市民の皆さんが生活が大変な中で、その暮らしに向き合い、いかにして少しでも暮らしやすくするのか、それが政治ではないでしょうか。

 政党の支持がなく、一人で立ってどれだけのことができるか分かりませんが、みなさんに訴えて、少し考えていただきたいのです。物価の高騰、円安による物価高。これに対して向き合い、少しでも生活を良くするのが政治です。私はそうしたみなさんの声を政治の場に届けたいと思っています。

 都構想はすでに2回も否決されていますが、またやる必要があるのでしょうか?何度も言うように、生活に直結することに向き合うのが政治ではないでしょうか。都構想には「夢」があるのかもしれませんが、それで東京と張り合ってどうするのでしょうか。大阪には大阪の良さがあります。

 それよりも足元を見て、生活が大変な現状をどうにかする。それに向き合うのが政治ではないでしょうか。

▼「いちばん訴えたいのは物価高」

 今回、私が一番訴えたいのは「物価高」です。お米も上がった、食べ物も上がった、いろんなものの値段が上がって大変です。その物価高に向き合う政治に対して、みなさんのお声を上げていただく。私がなにができるかというと、大したことはできませんが、一番大事なのは、この円安に伴う物価高で生活が苦しいという事実に、政治が何ができるかということです。

 本来、物価に対しては日本銀行に責任があるわけですが、ここ、大阪市民のみなさんの生活が大変である以上、声を上げ、東京や日本銀行に対して『生活が大変だから、きちんとインフレ対応の金融政策をしてくれ』と訴えていく。なんとかするのが政治。それをせずなんのために政治があるのか。みなさんの声を一票に託していただければと思います。

無所属・新人 NPO法人理事 林成典さん(52)

(林成典氏)

 「ただいま、市長選挙に立候補させていただきました、林成典と申します。よろしくお願いいたします」

―――出馬の理由を教えてください

 「この度、市長選に出馬させていただいた理由は、『この選挙は本当に必要なのか?』という点です。2度の住民投票を経て否決された都構想のために、また改めてこのような税金を投じた選挙が本当に必要なのか。また、他党からも一切候補者が出ないという無投票選挙になる可能性があるということを知りまして、私、政治の素人ではございますが、断固反対という意見を伝えるために、今回出馬させていただきました」

―――出身母体は?

 「私は大阪府松原市生まれで、松原市で長く育ちました。いまは仕事の都合上、東京におりますが、ゆくゆくは大阪で過ごしたい、この大阪を良くしたいという気持ちは絶えません。この中で、私が長年続けてきたボランティア歴22年。この経験を生かしまして、もっと大阪の防災意識、それから市民の暮らしが良くなるように努力してまいります。よろしくお願いいたします」

―――大阪市民に一番訴えたいことは?

 「今回の選挙で維新が勝てば、間違いなく3度目の住民投票になります。何度も繰り返されるような、民意を軽視するような住民投票の乱発には、断固反対です」

―――市長選に出られる思いを改めて教えてください

 「再三申し上げていますが、私は政治の素人です。ただし、この民意を軽視するような民主主義、全く納得できない理由で再三繰り返されるような選挙、これに続く住民投票、これには断固反対ということを、一住人である私が訴えられるように、皆さんに広めていきたいと思います」

―――どのような政策を実行していきたいか、具体的な政策は?

 「このような住民投票を軽視するような選挙は全く行われてはいけません。また、応援している市議団や国会議員たちも反対している中で、そのトップの2人が急遽辞めるなどということは、民間では全く通じません。このような行政が行われている状態に、断固反対し続けていきたいと思います」

―――公約を教えてください

 「住民投票を無視した都構想への住民投票には断固反対です。命ファーストで防災意識を高めるために、友ヶ島、それから淡路島沖に防潮堤・防潮網を設置して、大阪湾に津波が一切入ってこないようなプランを立てたいと思います。また、 御堂筋の淀屋橋から難波への公園化について、大阪の大動脈ともいえる交通網を閉じると大阪は大変渋滞すると思うので断固反対です」