大阪の降水量が平年比の約半分となるなど、太平洋側を中心に全国的に降水量が少ない状態が続いていることから、気象庁は17日、「北・東日本太平洋側と西日本の少雨に関する全般気象情報」を発表しました。

 気象庁によりますと、低気圧の影響を受けにくかったことから、東日本太平洋側と西日本では去年11月中旬から、北日本太平洋側では今年1月上旬から、降水量の少ない状態が続いています。

 気象庁は、少雨は今後も続くとして、水の管理や火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。

西日本の降水量(平年比) 統計開始以降1月として最も少雨に

 西日本の今年1月の降水量の平年比は、日本海側で41%、太平洋側で9%となっていて、近畿太平洋側では1%と、いずれも1946年の統計開始以降1月として最も少雨となりました。

 近畿地方では、去年11月からの降水量が大阪で平年比51%となるなど、平年比3~5割程度の降水量となっています。

 近畿太平洋側では今後も1か月程度は低気圧の影響を受けにくく、降水量の少ない状態が続く見込みだということです。

 降水量(11月11日から2月16日まで)(速報値)
 (気象官署及び特別地域気象観測所)
            降水量(ミリ)  平年比(%)
京都           83.5      44
大阪           91.0      51
姫路           51.5      35
神戸           74.5      49
洲本           68.0      32
奈良           82.0      44
和歌山          95.5      46
潮岬          133.5      37

 降水量(11月11日から2月16日まで)(速報値)(アメダス)
           降水量(ミリ)  平年比(%)
大津           80.5      40

全国各地の降水量の平年比は?

 全国のほかの地域の降水量は次のようになっています。

 降水量(11月11日から2月16日まで)(速報値)
             降水量(ミリ)  平年比(%)
前橋            9.5      10
東京           59.5      28
静岡          100.0      33
名古屋          80.0      42
岡山           27.5      21
広島           60.5      34
高松           30.0      21
高知           29.0      11
福岡          114.0      48
大分           34.5      20
宮崎           89.5      34
鹿児島         115.0      39

 降水量(1月1日から2月16日まで)(速報値)
           降水量(ミリ)  平年比(%)
仙台            4.5       7
福島           27.0      34

今後も少雨続くか…火の取り扱いなどに注意を

 気象庁は、東日本太平洋側と西日本では今後も1か月程度は低気圧の影響を受けにくく、降水量の少ない状態が続く見込みだとしています。また、北日本太平洋側では今後1か月程度はほぼ平年並の降水量と予想していますが、これまでの少雨の状態が解消される可能性は小さいということです。

 記録的な少雨となった令和7年には、冬から春にかけて大規模な林野火災が全国的に多く発生したということで、気象庁では火の取り扱いに十分注意するよう呼びかけています。このほか農作物や水の管理等にも十分注意が必要です。