大阪府教育委員会はこのほど、令和8年度の高校入試について、今年1月30日時点の進路希望調査を発表しました。

 大阪府公立中学校長会がまとめた調査によりますと、大阪府内の中学校を今年3月に卒業する見込みの生徒らは6万5171人いて、少子化の影響もあり、去年より約173人減っています。

 その中で、大阪府内の公立高校(全日制)を希望している人は3万6032人、公立校を希望する割合は55.29%となりました。これは去年同時期の調査の56.17%より0.88ポイント低くなっています。

私学の専願率は4年連続増加 授業料無償化が影響

 これに対し、今回府内の私立高校を専願で希望している人は2万1589人いて、私学専願率は33.13%、去年の32.19%より0.94ポイント上がりました。専願率は令和5年度以降、4年連続で増加しており、府教委では私立高校の授業料無償化が影響していると考えています。

高校別 茨木2.04倍、春日丘1.94倍がトップ2 前年と同じ顔ぶれに

 高校別の倍率では、最も高くなったのは、茨木2.04倍で、次に春日丘1.94倍となり、前年度と同じ顔ぶれとなりました。次いで、豊中(1.80倍)、高津(1.66倍)、北千里(1.52倍)などが続きます。

 このほか文理学科のある学校では、北野1.33倍、大手前1.23倍、天王寺1.34倍、四条畷1.4倍、生野1.15倍、三国丘1.44倍、岸和田1.12倍―となりました。

71校で定員割れの可能性 通信制への進学希望者も一定数存在

 一方定員割れの可能性のある公立高校は、一般選抜を行う全日制高校126校のうち71校に上りました。

 また、全日制でなく通信制を選択肢と考える生徒も4318人に上りました。通信制への進学を希望する生徒は、コロナ禍以降、一定数存在するということで、府教委は近年、通信制が学校選びの新たな傾向となっているとみています。

 2026年度大阪府公立高等学校入学者選抜の日程は、全日制の一般選抜で3月4日から6日まで出願を受け付け、3月11日に学力検査、19日に合格者発表が行われる予定です。