『かめおか霧のテラス(亀岡市)』編

#9 2022年11月27日(日)放送

霧がつくりだす素敵な景色を見たことがありますか?山の上から見下ろす雲海はとても幻想的で晴れた日の午前中は空の青と霧の乳白色とのコントラストが神秘的です。そんなフォトジェニックな世界に、なんと京都は亀岡で出会うことができるんですよ。

四方を山に囲まれた亀岡盆地は晩秋から初春にかけて「丹波霧」と呼ばれる深い霧が度々発生します。そこで霧の情景を思いっきり楽しんでもらおう!と開設したのが『かめおか霧のテラス』です。

場所は亀岡盆地の南側にそびえる標高412メートルの竜ヶ尾山(たつがおやま)の山頂付近。2018年にオープンしたばかりで霧がおりなす雲海を鑑賞できるスポットとして話題を集めています。

なぜ霧が発生するのか?
夜の間に地面の熱が冷やされ、上空の気温よりも低くなることで水蒸気が水滴になり霧となって浮かび上がります。
亀岡盆地は標高400~900メートル級の山に四方を囲まれているので冷気が溜まりやすく他の地域より霧が発生する条件が整っています。また日本海側から風が吹き込んでも、愛宕山(あたごやま)が風を遮ってくれるので空気の流れはゆるやかに。一度発生した霧は亀岡盆地に何時間にもわたって溜まってくれる、ということです。

霧の発生はその日の気象条件で異なりますが、運が良ければ絶景を見ることができそうですね。
もちろん霧が出ていない時は丹波の山々と亀岡市の街や田園風景を一望できる絶景のスポットですよ。

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