Press Release MBS

2021年6月 9日
株式会社毎日放送

「日本マーケティング大賞」、「JPPA AWARDS」
サントリー1万人の第九が相次いで入賞

 当社が昨年12月に開催し、その模様を放送した「サントリー1万人の第九」が、公益社団法人日本マーケティング協会による「第13回日本マーケティング大賞」において地域賞、一般社団法人日本ポストプロダクション協会による「JPPA AWARDS 2021」において音響技術部門 審査員奨励賞を受賞しました。
 「サントリー1万人の第九」は例年、大阪城ホールに1万人の一般合唱団が集い、ベートーヴェンの第九を大合唱します。しかし38回目を迎えた2020年は新型コロナウイルスの影響で開催そのものが危ぶまれました。感染リスクのある合唱レッスンは行えず、12月の本番に合唱団が集まれるのかどうかもわかりません。15分のレッスン動画84本を配信した「リモートレッスン」、前年の映像から制作したカラオケをもとに自撮りした歌声を寄せてもらう「動画投稿」などで困難を乗り越えていきますが、それらは全て佐渡裕総監督の「分断された人、国、世の中が一つになることで苦悩の先に歓喜が待っている。第九はそれを謳いあげている。今年こそどんな状況下にあっても一万人の第九はやらなければいけない」という強い決意に始まり、「動画を投稿してくださった1万人を超える参加者の歌声を、ひとり残らず無人のホールに響かせてみせる」という熱い思いで実現されたものです。
 今回の2つの表彰で、日本マーケティング協会からは「優れたマーケティング・プロジェクトであることに加え、地域活性化に資する、地域の特徴を活かした事業である」との評価を受け、日本ポストプロダクション協会の審査員からは「一万人以上の投稿動画の歌声をシンクロさせて整音するなんて。こういう作品こそ、この賞に相応しい」との評価をいただきました。
 折しも「「サントリー1万人の第九2020+1」と題して、今年も12月5日(日)の開催に向けてリモートレッスンと動画投稿の募集を来月1日から開始すると発表したところです。感染動向によってどのような形での開催になるかは依然流動的ですが、今年も多くの方々と第九をともに歌いあげることで、前へ前へと突き進んでいこうという思いを一層強くしています。

以上
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社毎日放送 広報部