第708回番組審議会報告
2026年5月12日開催

第708回番組審議会報告
2026年5月12日開催

■出席委員  
曽我部真裕委員長、栗栖義臣副委員長、小川明子委員、
川瀬慈委員(書面)、小島幸保委員、佐藤卓己委員、
田中謙吉委員、津村記久子委員

■毎日放送出席者
虫明社長、酒井常務、中野常務、礒澤取締役、奥田取締役、
東田制作局長、松原プロデューサー、森 総合演出、
東野コンプライアンス局長、東郷広報部長、
中西番組審議会事務局長

◆審議事項
テレビ番組
「東野幸治&寺島しのぶの
R-50人生でやらないと後悔するコト」
(2026年2月11日20:00~21:58放送分)」

【番組概要】
残りの人生でやりたい事を書きだしたリスト=通称「バケットリスト」を、SNS などに公開する50 歳以上の方が増えているそう。自身が目標設定&宣言、さらに「見える化」する事で、実現の可能性が高まると言われています。本企画はMCの東野幸治&寺島しのぶ、そしてゲスト全員が50 歳以上。人生を折り返した出演者が大小問わず「人生でやらないと後悔するコト」を宣言する“50 歳以上が主役”の番組です。

【各委員の主な意見は次の通り】
*昔から豪華客船に乗ってみたかったので、もっといろんな施設を見せてほしいと思った。
*豪華客船だけでなく手頃なキャンピングカーが紹介されることでバランスが取れていた。
*豪華客船パートでは、施設の豪華さや充実ぶりは十分に伝わったが、具体的なコースの情報が立て続けに提示されると宣伝や広告のような印象を抱かせかねないのではないか。
*一般人の手の届かないような芸能人の夢を見せられると、自分は指笛を吹いてるしかないのかなという気持ちになった。
*「階段をゆっくり下りると筋力トレーニングになる」「貧乏ゆすりが体によい」といった専門家によるアドバイスは意外性があり、視聴者がすぐに実践できる有益な情報と感じた。
*ケーキ屋さんのエピソードは、病気をきっかけに生き方を変えた心に響く内容だっただけにエピソード全体があっさり流れてしまった印象だ。
*整形のコーナーで寺島しのぶさんの「年相応の見た目でいいじゃない」というコメントは全てを言い当てていて、とてもいいと思った。
*理想論かもしれないが、ボランティアなどもう少し社会的なものが一つぐらいあってもよかったのではないか。
*もう少し番組内で紹介する事例の数を絞って中身を厚くした方が、人生の機微やリアリティーをより丹念に掘り下げていく番組になったのではないか。
*若い現役世代が見て、「逃げ切り世代はいい夢を描いてるよな」という冷めた視線で見られるのではないかと心配になった。 
*エンドロールのスタッフの名前の上にやりたいことが出ていたのがすごく面白く、遊び心がいいと思った。
*時々、一般の方はどういうふうに思っているか紹介していたがあまり活用されてなかった。
*単純にこの先やりたいことと、新しい人生に踏み出すこととは違う。単純にやりたいことなら指笛でもウイスキーでもいいと思うが、ケーキ屋さんのように今までの人生を見つめ直して何か新しいことをやるというエピソードも入っているため、まだら模様の印象を持った。
*今回の番組は年配の世代が「もっと若い時にやっておけばよかった」と思っていることを若い世代に教えてあげる機会になったと思うので、そのような切り口のコメントがあっても面白かったのではないか。 

【番組制作者側の説明、質問への回答】
*どうしてもお金がかかる夢がたくさん上がってくる中で、庶民的な夢が指笛だった。なんとか膨らませてバランスを取ろうとしたためエピソードの数が多くなってしまった。
*若い人に年配の人の夢を紹介することによって、「夢を持って生きていきたい」と思ってもらえるような番組にしようと制作したが、少し庶民感覚にずれがあったかもしれない。
*やりたいことが見つからない人に、一歩踏み出すきっかけとなるような番組作りをこれからも目指したい。

以上