情熱大陸

惣菜店 Vol.1424

フードショップヒライ

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10.18(日)

よる11:00

即完売!行列の絶えない惣菜店
家族全員で作る“安くておいしい幸せな味”

「チキンハンバーグ目当てに来たのよ」「安いからついついたくさん買っちゃう」
開店の1時間も前から行列ができ始めた。オープン直前になると列は100人にも及ぶ。三重県津市にあるフードショップヒライは地元のみならず近隣県からもファンが集まる、惣菜とスイーツの人気店だ。
まず驚くのは安さ。蓋が閉まらないボリューム満点の弁当類は税込で400円から500円台、干し椎茸煮やこんにゃく煮などの惣菜類も税込200円前後がほとんど。季節の果実が丸ごと入ったフルーツサンドはどれも税込300円台だ。
切り盛りするのは89歳の店主・平井 外澄(はずみ)だけではない。次女のみかが厨房を仕切り、長女の佐栄子がパック詰めとレジを担当。孫の彩乃がスイーツを作れば、その兄の良平がインスタグラムで商品紹介のライブ配信に勤しむ。幼稚園が休みの日には5歳のひ孫・櫻子も客をハイタッチでお出迎え。文字通りの家族経営、「全員野球」で店を回していた。
店頭に並ぶ惣菜や弁当・スイーツはおよそ30種類。営業前日から仕込みが始まる。市場で見つけた安くておいしい規格外の食材を、大鍋で数時間も煮込む丁寧な台所仕事で一品一品仕上げていく。ただ、店はまもなく創業80年、年季が入った設備の更新はお金もかかる。ある日の仕込み中、人気メニュー・チキンハンバーグを作るための肉挽き機が突然動かなくなってしまった。すでに予約も多数入っている。業者に修理を頼む時間はない。そんなピンチに家族は......。
「目指すのは、誰もが好きな家庭の味」
物価高にあらがって、力を合わせ食卓にささやかな幸せを届ける家族の営みを見つめた。

Foodshop Hirai

1948年、鶏肉専門の平井食肉店として創業。1980年にスーパーの業態へリニューアル。地元で愛されたものの、同業大手の出店などで一時は経営の危機に。2016年から惣菜とスイーツに特化し始める。2019年からインスタグラムの発信を始めて人気が急拡大。現在営業は週3日で、その日に並ぶ惣菜類やスイーツは早い時には1時間ほどで完売。廃棄がゼロであることも商品の価格を安くできる理由だという。

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