情熱大陸

喉頭外科医 Vol.1388

上羽瑠美

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01.18(日)

よる11:25

「人生最後まで食べる楽しみを」
患者の願いと向き合う喉の外科医

加齢による筋力の低下は、喉にも起きることをご存じだろうか?
食事中によくむせる。飲み込みづらい。食事時間が長くなった。
これらは、喉の筋肉や神経の異変を知らせるシグナルだ。
この「嚥下障害」は、脳梗塞や脳腫瘍、神経疾患などが原因でも起こりうる。超高齢化社会の昨今、ニーズが急速に高まっている医療分野だ。
各地の大学病院などに嚥下の専門科は存在するが、その草分け的存在が「東大病院・摂食嚥下センター」。2021年に国立大として初めて診察を担う正式な部門として設立された。中心となったのが日本の嚥下医療を牽引する喉頭外科医・上羽瑠美医師だ。
自身を「喉オタク」と呼ぶ気さくな人柄。食べることが大好きで、「食べられなくなってしまった患者の役に立ちたい」という一心で研鑽を積んできた。「突然食べ物が飲み込みづらくなった」、「声が出にくくなり、水を飲むと激しくむせる」。治療が困難な患者たちの中には、上羽の治療に一縷の望みを託す人もいる。
そのうちの一人、脳腫瘍の手術で一命を取り留めたものの、重度の嚥下障害になってしまった71歳の女性は、「もう一度、口から物を食べたい」という切なる願いを訴えた。
上羽は複数の手術を組み合わせた「嚥下機能改善手術」で患者の希望に応えようとするが、想定以上に障害が重く、手術の効果が十分に見込めないことが判明する。果たして、患者の「食べる喜び」を取り戻すことができるのか...?

Rumi Ueha

1977年 愛媛県松山市生まれ
「制御不能」なほど明朗活発な子どもで、一度ハマると際限なく突き詰める性格は今も変わらず。幼少期はドラゴンクエスト、学生時代はテニスに夢中に。
「手先の器用さを活かせるかも」と奈良県立医科大学に進学するも、テニス漬けの日々を送る。
研修医1年目、嚥下障害のある患者との出会いをきっかけに嚥下医療の道へ。
現在は診療の傍ら数々の臨床研究を行い、著書や論文の執筆、講演会など多忙を極める。
2021年から東京大学医学部准教授。東大病院摂食嚥下センターを設立し、センター長に就任。

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