まるで漫画!? “空中の格闘技”セパタクロー
ただ夢中な仲間と、金メダルを懸けて
セパタクローという競技をご存知だろうか。
手を使えず、足や頭でボールを操るところはサッカーに、ネットを挟んでの対戦はバレーボールに似ている。宙を軽やかに飛び、回転しながらプラスチックのボールを蹴り出すアタックはまるで漫画のような超人技。ボールを受ける相手の体感速度は140km/hにもなる、まさに「空中の格闘技」だ。
セパタクロー男子日本代表は、昨年世界選手権で頂点に立った。それは日本に競技が伝わって36年、初の快挙だった。そして今、彼らの最大の目標は2026年アジア競技大会での金メダル。
「セパタクローってまだまだマイナーな競技だと、自分たちもそう思いながらプレーしている部分はあるんですけど、アジア大会では他のバレーボールとかバドミントンと同等の扱いを受けて大会に出るというのが我々にとっても大きいし、そこで結果を出したい」
彼らのチームワークは鉄壁だった。しかし強豪国は日本のフォーメーションを徹底的に研究し尽くしていた。迎えた今年5月のワールドカップは全敗、日本代表はまさかの予選敗退だった。
「セパタクローが好きなんです。とにかく好きで。練習とか、ボールを蹴ってるだけでも好きなんです」
今年8月、世界選手権の場に彼らはいた。再び頂点を目指して。
セパタクローにただ夢中な男たちの、ひたむきな闘いを追う。
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